【EYEVAN 7285】AW2025 新作サングラス「1009」「798」入荷のお知らせ

ブリンクベースに、EYEVAN 7285のAW2025コレクションから注目のサングラスが2型入荷しました。
今回ご紹介するのは、「1009」と「798」。ともに、クラシックなルーツを持ちながら、今の空気を纏ったモデルです。

■ クラシックの再編集、そして更新。

「1009」も「798」も、その源流は数十年前のクラシックデザインにあります。
バレルシェイプやミリタリーサングラスといった古典的な要素を、EYEVAN7285独自の視点で再構築することで、“今”に通じるプロダクトへと再編集しています。

見慣れたはずの造形が、なぜか新鮮に映るのは、そこに宿る追求の姿勢と編集のセンスがあるからこそ。
クラシックを尊重しながらも、過去にとらわれな。そんなEYEVAN7285の姿勢が明確に表現された2モデルです。

■ Model 1009 — EYEVAN 7285 初となる“バレルシェイプ”を採用

「ボストン」「ウェリントン」「クラウンパント」など、数々のクラシカルシェイプを現代的に昇華させてきた7285が、今回新たに挑んだのは“バレルシェイプ（樽型）”。
直線と曲線の絶妙なバランスによって構成されるこの形状は、実は半世紀以上前から存在する伝統的なもの。クラシックでありながら、永続的なモダニズムをも感じさせる美しい輪郭です。

角R0.1という極めてエッジの立ったリムラインに、7285オリジナルのシャープなマイナスネジ。さらに、熟練の職人によって手作業で仕上げられる「197型」のメタルカシメ丁番など、随所にブランドのこだわりが詰まっています。

しかし、そのディテールの密度とは裏腹に、全体の佇まいは驚くほどニュートラル。過剰な主張をせず、スタイルに静かに寄り添う包容力のある仕上がりです。

レンズには、金属粒子を調合して色味を整え、日本国内で一枚一枚丁寧に成形される“EYEVANカーブ”のオリジナルガラスレンズを採用。
機能性と審美性を併せ持った、まさに現代のクラシックを体現するモデルです。

■ Model 798 — “瓦”と“軍用”の異色ミックスが生む造形美

一見ユニークなレンズシェイプですが、その源流は意外にもミリタリー。
第二次世界大戦中、欧州のバイク部隊が着用していたミリタリーサングラスに着想を得た、半円と角を融合させたような特徴的なレンズフォルムが目を引きます。

それに合わせるのは、古民家の「瓦」からインスパイアされたアウトセットテンプル。
この全く異なるソースが、なぜか見事に調和してしまうのが、7285の“魔法”とも言えるデザインアプローチです。決して奇抜さを狙っただけのコラージュではなく、思想に裏付けられた統合感のあるプロダクトへと昇華されています。

レンズには、こちらも日本製の4カーブ仕様のオリジナルガラスレンズを採用。金属粒子を用いた調色により、深みある色彩がフレームの造形美をより一層引き立てます。

■ おわりに

「1009」は削ぎ落としたクラシックの再定義。
「798」は異素材・異文化の大胆な融合。

それぞれアプローチは違えど、EYEVAN7285の変わらぬ信念。“プロダクトとしての完成度と思想性の両立”が宿った新作です。
ぜひ店頭にてご試着いただき、そのディテールとバランス感覚をご体感ください。

Text:Junichi Tashiro

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