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「クラシック」の新解釈と呼んで良いかも?

「クラシック」とは、いったい何年代のデザインなのか?
最近の眼鏡のトレンドは「クラシック」なものが主流とよく言われていますが、「クラシック」とは、便利な言葉でいったい何年代のデザインを言っているかなと思うことがあります。「クラシック」な眼鏡はざっと大きく分けると、“「昔」ものを元にしてデザインされたもの”、“「昔」のデザインを復刻で作ったもの”、“実際に「昔」にあったヴィンテージ”などがあります。この「昔」というのは、70年代、60年代、50年代、もしくはそれ以前の年代だったりします。言い換えれば、70年代より以前のデザインをざっくりと「クラシック」と呼んでいるように思います。そう考えてみると、80年代に入ってから眼鏡のデザインはずいぶん変ったような気がします。80年代に入ってから、70年代までの伝統として今までの長い時間をかけてゆっくりと作られてきたものが、「パン」と一気に弾けたのかもしれません。ヨーロッパでは、眼鏡が多くの方に「ファッション」として受け入れはじめた年代でもあります。

デザインが多様化した「80年代」
80年代に入り、眼鏡のデザインが多様化していき、今までの「クラシック」とは異なった「ミニマリズムなシンプルなデザイン」、「装飾の入ったデコラティブなデザイン」などが誕生しました。家業が眼鏡屋という境遇で育った僕が、まだ10代の頃に見た「デコラティブな」眼鏡のデザインは当時、斬新だったのを覚えています。その頃、「ジャンポール・ゴルチェ」や「ヨージヤマモト」が、メタル素材でボリューム感のあるデコラティブなデザインのサングラスを作っていました。

「クラシック」の新解釈、「80年代のデコラティブなデザイン」
ここ最近の眼鏡の流行をみていると、80年代にデザインが多様化した時で同じで、その中の1つのでもある「メタル素材でボリューム感のあるデコラティブなデザイン」というのを、時代が再び求めているのではないかと思います。その流れをいち早く察知したかのように今年から発売となったターバット アイウエアの“SOUP CAN” シリーズも、80年代の「デコラティブなデザイン」を彷彿させる眼鏡です。

つい先日、発売されたばかりのトムブラウン アイウエアの新作でも、80年代のような「デコラティブなデザイン」を垣間みることが出来ます。おそらく、今後は80年代をデザインリソースにしたような「デコラティブなデザイン」を様々なブランドで見る機会が増えるかもしれません。

THOM BROWNE EYEWEAR|トム ブラウン アイウェア
PRODUCT NAME: TB-106-A-BLK
COLOR: GOLD
PRICE: 72,360 yen (w /tax)

TAVAT EYEWEAR | ターバット アイウェア
PRODUCT NAME:Pantos | C
COLOR:Palladium Black
PRICE: 46,440 yen(w/ tax)

TAVAT EYEWEAR | ターバット アイウェア
PRODUCT NAME:Pantos | M
COLOR:DEMIM
PRICE: 37,800 yen(w/ tax)

「80年代」と言っても、もう30年以上も前の年代になっています。「80年代のデコラティブなデザイン」も、もしかすると「クラシック」の新解釈と呼んで良いのかもしれません。今までのクラシックに飽きてしまった方には、ぜひ「デコラティブなデザイン」を一度お試しいただきたいと思います。今後は、「80年代」をデザインリソースにした商品も続々入荷しますので、ぜひお気軽にお店にお越し下さい。

Photo&Text:Toshiyuki Araoka



POSTED BY blinc AT 6:00 PM

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