1878年から続く、歴史あるフランスの工場が作るGOUV/AU(グーヴォ)新入荷
今回、ブリンク外苑前、ブリンクベースの両店で取扱いを開始したフランスの歴史の長い眼鏡工場が作るコレクション、GOUV/AU(グーヴォ)を前編と後編の2回に分けてご紹介します。
フランスの眼鏡工場と聞くと、眼鏡がお好きな方からすると、アセテート素材のプラスチックフレームを作っているイメージを思い浮かべると思います。
まず、この佇まいを見ていただければ一目瞭然ですが、フランスにもクラッシックで存在感のあるメタルフレームを作り続けている眼鏡工場が、なんとまだ存在するのです。
その古くからある工場は、1878年にクレメント・グーヴェルヌールによりフランスのジュラ地方に「クレメント グーヴェルヌール」として建てられました。このエリアは、スイスとの国境を接し、時計、宝飾、眼鏡などの家内制手工業が栄えました。
後に、1905年に社名を「Gouverneur Audigier(グーヴェルヌール・オードジェー)」を改めました。詳しい会社の歴史は頑張ってまとめましたたので、後編の記事でご紹介させていただきます。
興味深いのが、「Gouverneur Audigier(グーヴェルヌール・オードジェー)」は、長い間、ずっと家族経営で細々とやってきた点です。 イギリスのサヴィルロウとは、また違ったストーリーがあって面白いのです。
1900年代の初めに、耳の裏に巻き付くような形状の「縄手(ケーブルテンプル)」を発明しました。しかし、その作り方を外部に漏らさないように、それを作る人たちは、夫に秘密を打ち明けることのない未婚の女性に限られたそうです。一見、今の時代でしたら、ネットで荒れそうな話題ですが、実はそうでもなさそうです。
この工場では、小さな手を持つ女性が眼鏡の細かな作業をするのに、重宝されたようで、女性たちの労働力が工場を支えていました。
特に、1965年から始まる、創業者のクレメント・グーヴェルヌールの曾孫にあたるフランソワーズ・モレル・モテの時代です。
彼女は、彼女自身が女性社長ということもあり、女性の働く環境にも理解がありました。当時の男性は、週末は美味しいワインで楽しんいましたが、女性は家事で忙しかったのです。そこで彼女は、毎週月曜日に工場を休みにして、女性たちが家で洗濯をする日として週に4日の勤務体制にしました。
そして彼女こそが、どの機械にも精通している職人でもあったのです。彼女は、その古い機械たちを手放さず、ずっと長く愛用し、伝統的な眼鏡づくりを続けてきました。
GOUV/AU|グーヴォ
PRODUCT NAME : ROUND WINDSOR
COLOR: GLOLD N HORN
PRICE:55,000yen (w/tax)
GOUV/AU|グーヴォ
PRODUCT NAME : PANTOS WINDSOR
COLOR: SILVER D HORN
PRICE:55,000yen (w/tax)
GOUV/AU|グーヴォ
PRODUCT NAME : TRAPEZE
COLOR: SILVER
PRICE:46,200yen (w/tax)
そして、2014年に彼女は高齢により引退しましたが、その眼鏡づくりは継承され、GOUV/AU(グーヴォ)というコレクションに受け継がれているのです。
GOUV/AU(グーヴォ) のコレクションを見ていると、フランソワーズ・モレル・モテが機械を動かしている当時の情景を思い浮かべてしまいます。
ただ美しいだけではく、携わってきた人たちの歴史が垣間見える眼鏡です。
店頭では、他にも多くのバリエーションのGOUV/AU(グーヴォ)が並んでおります。
ぜひ、お気軽にお越し頂き、お試しください。
現在、Gouverneur Audigier(グーヴェルヌール・オードジェー)では、このGOUV/AU(グーヴォ)というコレクション、素材にシャンパンゴールド、ローズゴールド、プラチナなどをプレーティングしたハイエンドなコレクションのGouverneur (グーヴェルヌール)の2つのラインで構成されています。
続きは、下記のURLから後編をご覧ください。
http://blinc.co.jp/blinc/journal/12795/
blinc|ブリンク外苑前
〒107-0062 東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
南青山3丁目交差点から30メートル,東京メトロ銀座線 外苑前駅 1a 出口より徒歩2分
営業時間 : 12時 〜20時
定休日 : 月曜日 (月曜日が祝日の場合は、営業。翌火曜日が休み)
Tel : 03-5775-7525
Mail : shop@blinc.co.jp
POSTED BY blinc AT 3:14 PM
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