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ガラスレンズ製造メーカーのサングラス THINGLASS(後編)

前編に引き続き、THINGLASS(シングラス)のガラスレンズの魅力をご紹介いたします。
その前に前編をご覧になりたい方は、こちらのリンク(↓)をクリックしてください。

ガラスレンズ製造メーカーのサングラス THINGLASS(前編)
http://blinc.co.jp/blincvase/archives/5530

50年前のガラスのヴィンテージサングラスを、今でもそのまま掛けられるのはなぜ?
ガラスレンズを使用しているヴィンテージサングラスは、プラスチックレンズに比べると紫外線などによる経年劣化がほとんどありません。そのため当時のものをそのまま掛けても、サングラスとして十分機能します。また、ガラス自体が有機物であるプラスチックと違い、無機物なので熱的・化学的に安定性が高いのです。

レンズのカラーは、たんなるファッションとしての「色」ではありません。
レンズの素材には、カメラフィルターなどの光学部品に使用されているのと同じ着色ガラスを使用しています。 着色ガラスの「色」は、その色ごとに効果と意味があります。 例えばイエローは紫外線~青色光をほとんど吸収するため、人間の見ようとする力が瞳孔を開き、肉眼よりも明るくかつコントラストもはっきりする効果があります。グレーは光の三原色(赤・緑・青)のバランスを保持したまま光量だけを調節してくれるので、色調のニュートラル性が高く、視界をありのままに再現してくれます。

THINGLASS(シングラス)のバリエーションは、フレームのデザインは2型、それぞれのモデルに6色のレンズカラーがあります。今回は、4色のレンズカラーについてご紹介させていただきます。

【MIDDLE SHADE GREEN(ミドル シェード グリーン)】

THINGLASS | シングラス
PRODUCT NAME : TOKI
COLOR:HAVANA×MIDDLE SHADE GREEN
PRICE:37,800yen (w/tax)

可視光線透過曲線が目の光に対する感受性曲線に近く、眼に自然なレンズです。透過率が30%と比較的明るいため、 あらゆる状況下で使用し易いのが特徴です。

【LIGHT BALANCING BROWN(ライト バランシング ブラウン)】

THINGLASS | シングラス
PRODUCT NAME : TOKI
COLOR:CLEAR×LIGHT BALANCING BROWN
PRICE:37,800yen (w/tax)

カメラ用色温度変換フィルターに使用されているガラス。レンズを通して見たものの色温度を下げる効果があるため、 温かみのある快適な視界を得られます。

【SHARP CUT YELLOW ( シャープ カット イエロー)】

THINGLASS | シングラス
PRODUCT NAME : TAKA
COLOR:BLACK×SHARP CUT YELLOW
PRICE:37,800yen (w/tax)

可視光線380nm-500nm (紫~青色の光)をほとんど吸収する素材のため、人間の見ようとする力が瞳孔を開き、より多くの光を得ようとする結果、明るくかつコントラストもはっきりする効果があります。視界を明るく鮮明にするレンズなので、曇天下や霧の日の使用に効果を発揮します。

【ANTI-GLARE BLUE (アンチ グレア ブルー)】

THINGLASS | シングラス
PRODUCT NAME : TAKA
COLOR:CLEAR×ANTI-GLARE BLUE
PRICE:37,800yen (w/tax)

カメラ用の肌色補正フィルターとして使用されているガラス。人間の眼が眩しさを感じやすい光(550nm-590nm)だけを吸収するため、眩しさを抑えつつ明るい視界を保ちます。 日中から夜間までどのような時でも快適に使用することができるのが特徴です。

今でも使用されているガラスレンズ
一眼レフカメラなどの精密光学機器、車のフロントガラスなどクリアな視界を維持しなければならないような製品には、いまだにプラスチックではなくガラスが使用さます。光学性能と耐久性の面で、ガラスレンズがより優れているという証拠です。

カメラレンズフィルターや光学フィルターと同じ工程で作られるTHINGLASSのレンズ
THINGLASS(シングラス)に採用されるガラスレンズは、異なった光学特性を持ったものが8種類あります。これらのガラスレンズは、形状は違いますが、材料となる精密ガラスの段階では、カメラレンズフィルターや産業用光学フィルターと全く同じです。

表面に施された強化ガラスの加工
一般的にガラスレンズは、「重い」「割れやすい」というネガティブなイメージがあります。しかし、THINGLASS(シングラス)に採用されるガラスレンズは、化学強化処理をすることで「薄く(THIN)、かつ割れにくい」レンズを実現しました。 安心して末長くお使いいただけます。

日本の伝統的なものづくりが見直されている今だからこそ、ガラスレンズのサングラスを
日本のレンズ発祥地、大阪で創業し、ガラスレンズを実直に70年以上も作り続けてきた製造メーカーが作った、THINGLASS(シングラス)。ガラスレンズの素晴らしさを伝えたいという一心で、サングラスという最終製品のプロダクトに思いを込めて作りました。海外の某有名プロダクト系デザイン会社の有名な言葉に「機能が、形態を決める。」とありますが、THINGLASS(シングラス)の場合は「機能が、色を決める。」と言えるかもしれません。

店頭には、効果のある色が作りだす美しいレンズカラーのTHINGLASS(シングラス)のサングラスを取り揃えております。ぜひ実際にご試着いただき、そのガラスレンズの真価を体感してみてください。



Text: Toshiyuki Araoka
Photo: Kota Takakuwa



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