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【The Second Wave】 Oliver Goldsmith ― 知られざる名品たちの再解釈

2026年、イギリスの老舗ブランド「Oliver Goldsmith | オリバー・ゴールドスミス」は創業100周年を迎えます。
その長い歴史の中には、語り継がれる名作だけでなく、時代に埋もれながらも、今こそ再評価されるべき“隠れた名品”が数多く存在しています。

この度ブリンク外苑前では、数ある名作の中から「The Second Wave(第2の波)」というテーマを掲げ、珠玉のセレクトを6月13日(金)〜6月22日(日)の期間限定展開いたします。

この背景には、「1950〜60年代の第1の波(創業期の黄金時代)」「90年代〜2000年代初頭の第2の波(再構築時代)」そして「今(第3の波)」をつなぐという意味も込められています。


なぜ“第2の波”なのか?

ファッションやデザインの潮流は、何度も再解釈されて繰り返されます。
いま、Z世代やミレニアル世代の間では、Y2Kや90年代の空気感が再び注目を浴びているのをご存知でしょうか?

当時のリアルタイムでファッションを体験した方々と、当時を知らない若い方々が、それぞれの視点で90s〜00sのカルチャーを再解釈する流れが生まれています。
この動きは、単なる懐かしさだけではなく、「カルチャーとしての深み」や「ストーリー性」に価値を見出す「現代的な感性」の表れだと感じています。

そんな「今」にぴったりと重なるのが、オリバー・ゴールドスミスが1990年代後半〜2000年代初頭の空気感を纏う「第2の波」のプロダクトたちです。
今まで「クラシック」として語られることの多かったオリバー・ゴールドスミスの歴史ですが、今回は“あまり知られていないが、今の目で見ると非常にかっこいいモデルたち”を中心にセレクトしました。


“形”だけでなく“物語”で伝えるアイウェア

オリバー・ゴールドスミスの眼鏡には、まるで90年代後半のクラブカルチャーや、ロンドンのアンビエントな空気をそのまま切り取ったような、細身で未来的なシェイプが多く眠っています。

そして、それらは奇しくも、今のストリートファッションや、Y2Kリバイバルにリンクするトレンドのど真ん中となりました。
若い世代の方々にとっては「なんだか新しい」、大人の世代の方々にとっては「懐かしくてちょうどいい」
この“懐かしさと新しさのあいだ”にある微妙なバランスこそが、今回の肝となっており、それこそが今回届けたい“新しい眼鏡の楽しみ方”なのです。

 

期間限定でセレクトした知る人ぞ知る名品たち

SHAH-g

スクエアでフラットなブロウラインと、横長のシャープなシルエットが印象的。
クラブカルチャーやミニマルアートが交錯した2000年代初頭の空気を体感できるモデルですね。
当時を思わせるエッジ感がありながら、サイズ感やレンズの抜け感は実に現代的にも感じられます。
ミレニアルからZ世代まで、あらゆる方に“抜け感と知性”を纏わせてくれるような一本です。

これは個人的には当時の雰囲気漂うカラーをカスタムしてかけたい眼鏡だと感じました!

PRODUCT NAME : SHAH-g
COLOR : NERO/BEER FLOAT
PRICE : ¥37,400-(w/tax)/¥42,900-(w/tax)⁠

 

ANNA-g

レンズの縦幅をギリギリまで抑えることで生み出される、どこか研ぎ澄まされた佇まい。
シンプルでいて繊細、当時の余白を感じさせるモデルです。
モード全盛の90年代後半のレディーススタイルを思わせるデザインで、現在のY2Kリバイバルにも呼応しているように感じます。
どこか“記憶にある懐かしさ”を纏いつつ、今の顔立ちに自然とフィットするモデルです。

こちらもカラーレンズを入れてサングラスとしてもよりかけたくなる表情になりますね。

PRODUCT NAME :ANNA-g
COLOR : DARK TORTOISESHELL/DESERT
PRICE : ¥37,400-(w/tax)/¥42,900-(w/tax)

 

KOLUS-s

すっきりとしたスクエアにしっかりと入るテレビジョンカット…どこかアンダーステートメントな存在感が絶妙です。
イギリス的な理知と静けさを併せ持つこのモデルは、まさに90年代のUKロックや電子音楽の空気を纏っているかのようです。
この一本に込められた当時の”想い”のようなものを強く感じられます。

シンプルな中に一筋縄ではいかない「クセ」がある─そんなオリバー・ゴールドスミスらしさが光る名品です。

PRODUCT NAME :KOLUS-s
COLOR : NAVY/ICE
PRICE : ¥42,900-(w/tax)/¥48,400-(w/tax)

 

WONG-L

細長い多角形の中に生地の厚みの強弱を加えた、独特のバランス感覚が光ります。
遊び心と美意識が絶妙に共存した、オルタナティブな空気感を感じる一本です。
90年代ヨーロッパ映画に出てきそうな、ちょっと気だるく、でも凛とした雰囲気が魅力的に感じます。

性別・世代を問わず、ファッション感度の高い方にこそチャレンジしてみていただきたいモデルです。

PRODUCT NAME : WONG-L
COLOR : BROWN DEMI/ORANGE MOTTLE
PRICE : ¥34,100-(w/tax)/¥39,600-(w/tax)

 

CHERSEA

“ちょっとズラした”オーバル型がユニークで、レトロだけどどこかアンチレトロな矛盾を感じます。
王道を少しだけ外したデザインバランスが、今の気分にぴったりフィットしています。
細すぎず、丸すぎず、知性と抜け感を同時に備えた、絶妙な“違和感”。
実はこういうフレームこそが、“100年ブランド”の奥行きを語る一本ではないでしょうか。

PRODUCT NAME : CHERSEA
COLOR : BLACK FLOAT/CLOUDY SKY
PRICE : ¥41,800-(w/tax)/¥47,300-(w/tax)

 

RIP

存在感はあるのに、どこか静か。個性は強いのに、嫌味がない。そんな“不思議なバランス”が魅力の一本です。丸みを帯びたアウトラインで、重厚感のあるフロントは、クラシックへのリスペクトをにじませつつ、どこかアートピースのようなムードを纏っています。
「常識」というルールから少しはみ出すことで生まれる美しさを感じます。
これみよがしではないけれど、確かな“違い”を感じさせてくれる。

歴史あるブランドが培ってきた設計力と審美眼の賜物だと思います。
早すぎる時代の変化に流されず、でも時代の空気感はしっかりと切り取っている秀逸なモデルです。

PRODUCT NAME : RIP
COLOR : LIGHT TORTOISESHELL/GREEN TORTOISESHELL
PRICE : ¥35,200-(w/tax)/¥40,700-(w/tax)

 

いずれも普段あまり展開していないモデルばかり。
実は、まだまだご紹介したい名作だらけです。
オリバー・ゴールドスミスの名作たちは、ブリンク外苑前にて期間限定でご覧いただけます。

100年目にふさわしい“再発見”を

いよいよ100周年を迎えるオリバー・ゴールドスミスですが、その魅力は「老舗であること」だけではありません。
時代とともに再解釈される余白、カルチャーと交わる懐かしさ、そして“今またかけたい”と思わせるデザイン力こそが、オリバー・ゴールドスミスの本質だと思っています。

今回は、そんなオリバー・ゴールドスミスのThe Second Wave—第2の波」を通じて、まだ語られていない物語を皆さまと一緒に再発見する機会になればと願っています。

皆様のご来店を、心よりお待ちしております。


text :Shin Watanabe


Oliver Goldsmith期間限定展開】
期間 | 6月13日〜6月22日
会場 | ブリンク外苑前
〒107-0062 東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
営業時間 : 12時 〜20時
定休日 : 月曜日 (月曜日が祝日の場合は、営業。翌火曜日が休み)
Tel : 03-5775-7525