眼鏡に恋する21歳。blinc外苑前の新スタッフ、田中の私物購入眼鏡2選。
はじめまして。
blinc外苑前新人スタッフの田中です。
5月に入社したばかりの新人ですが、僭越ながら最近購入した私物眼鏡を2本ご紹介させていただきます。
1本目が「RIGARDS」の「SAHARA UW12」です。
私がblincに入社してから1本目に購入したのがこのフレームです。故に、すでに思い入れが強いフレームなんです。RIGARDSというブランド自体はblinc入社前から知っていたのですが、現物を見るのは入社してからが初めてでした。初めて現物を見たときの衝撃たるや。一発で魅了されてしまいました、、、。
その中でも、特に目を引いたのがこの「SAHARA UW12」でした。
中国で太古に作られた、青銅器をモチーフにデザインされています。
メタルフレームなのに、正面から見たときの圧倒的ボリューム。存在感。
正面のリムの厚み(高さ)に対して、横から見たときのリムの厚みのギャップもおもしろいですよね。
正面
横から
もう1つ惹かれたポイントとしては、RIGARDSの真骨頂、この廃れた雰囲気を作り出す高い加工技術です。こちらのフレームのカラー「JADE」は、ベースのチタンに銅を吹き付け、そこから無理やり緑青を起こさせる加工をおこなっているそうです。製法を聞くだけでテンションが上がりますね、笑
この緑青加工は最後に錆止めのコーティングを施していますが、
私のこのフレームは、仕様に伴い表面が剥げてきて中の銅が顔を出しています。
特に肌に当たるノーズパットの部分に、目に見えて変化が現れています。
購入時
現在(4ヶ月使用)
普通のメタルフレームでメッキが剥がれてくると、見窄らしい印象になりがちですが、RIGARDSの場合はそれが絵になってしまう。まさにアートですね。
サイズに関してもレンズが37mm、ブリッジが31mmという、普通じゃありえないサイズバランスなのもお気に入りポイントです。
現在、blinc外苑前にもJADEカラーのフレームが数本在庫ございますので
是非、RIGARDSの世界観を肌で体感しにいらしてください。
ご紹介する眼鏡の2本目は「NTS」の「No.3」です。
NTSとは1932年創業の眼鏡工場(サンオプチカル)が1960年代に立ち上げたオリジナルブランドです。その中でも特に人気だった「No.3」というモデルがあり、このフレームはその復刻版がという形になります。
NTSの詳しい紹介は、過去のBlogで掲載してますので下記のリンクからぜひ。
ノスタルジックな新色が登場 安心して長く愛用できる NTS「No.3」サングラス仕様を発売
古き良き時代を感じる名品にアップデートを加えたタイムトラベラーコレクション1984⇄2004
ウェリントン(スクエア)というとアメリカの某T社のクラシカルな眼鏡を真っ先に想像される方も多いでしょう。私もその1人です。そんなアメリカンクラシックな眼鏡とは、また違った雰囲気のクラシカルさがありつつ、それと同時になぜか
「新鮮さ」もこの眼鏡から感じました。「クラシカル」と「新鮮さ」という対極した2つの要素が感じられるフレームって、なかなか無いですよね。
上の写真のテンプル裏の「3」の印字が、若干斜めに傾いているのがわかりますか?これも当時のNo.3にあったディテールで、このように細部まで忠実に再現されています。眼鏡好きにはグッとくるポイントですよね。
素材も当時と同じセルロイド製。最近はセルロイドを扱う工場自体が減ってきているので、セルロイド製の眼鏡に出会う機会も少ないです。セルロイドという素材も眼鏡好きの胸を打つポイントだと思います。
アセテートに比べて油分を多く含んでいる素材なので、掛けた時にじんわりと肌に馴染む感覚があり、クセになります。
フレームカラーは、赤い透け感が美しい「コードバン」をチョイスしました。
革のダイヤモンドとも呼ばれている、馬のお尻の皮をコードバンと言いますが、
その本家コードバンにも負けず劣らずの光沢感。この生地の色味はセルロイドならではの美しさですね。この色味も一目惚しちゃいました。
コードバンの他にもベーシックな「クロ」や、新色の「イエロー茶ササ」など計5色のラインナップです。
老若男女さまざまなお顔にハマるジャパニーズクラシックな眼鏡。
ぜひ当店でお試しください。
text : Koki Tanaka
blinc|ブリンク外苑前
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