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PETER AND MAYとは?「なんかいい」の正体を、現場の視点から解説します。

店頭で眼鏡をご提案していると、「これ、なんかいいですね」と言われるフレームがあります。
理由を聞くと、うまく言葉にできないのですが、確実に何かを感じている。

PETER AND MAY(ピーターアンドメイ)は、そういう反応がとても多いブランドです。

最近注目され始めて、よく見かけるようになってきたけれど、どんなブランドなのか、何が良いのか、そこまで丁寧に説明されている情報はまだ多くありません。
今回は、ブランドの背景からデザインの特徴、そして店頭で感じているリアルな視点までをまとめてみました。

PETER AND MAYとは?

PETER AND MAY(ピーターアンドメイ)とは、2012年にパリでスタートしたアイウェアブランドです。
「日常に自然に溶け込むこと、そして精度の高いものづくり」を軸にコレクションを展開しています。
ファッション性と実用性のバランスを取りながら、気づくと手に取ってしまうようなフレームを作り続けているブランドです。
最近では、ブランド名を目にする機会も少しずつ増えてきたように感じます。

トレンドとの距離感

このブランドを見ていて面白いのは、トレンドとの距離感です。
いわゆる流行を分かりやすく打ち出しているわけではないのに、結果的にトレンドの少し先に自然と位置しているように感じます。

極端なデザインで引っ張るのではなく、ほんのわずかな差で印象を変えてくる。
その積み重ねが、気づくと次の流れになっている。

実際に店頭で見ていても、このブランドを継続してチェックしていると
「次はこういうバランスが来るんだな」と感じる瞬間があります。
派手さではなく、精度で流れを作っている印象です。
アイウェアのトレンドを最前線で牽引しているように感じます。

バランスの取り方

では、なぜ「なんかいい」と感じるのか。
あらためて考えると、やはりバランスの取り方に行き着きます。

クラシックに寄りすぎない。
でも今っぽさだけにも寄らない。
軽やかだけど軽すぎないし、しっかりしているけど重くならない。
そのちょうど真ん中を、無理なくデザインとして落とし込んでいる。

だから強く主張してくるわけではないのに、かけたときにしっくりくる。
そして気づくと一番自然に手に取っている。
そういう「相棒」になっていく眼鏡です。

かけたときに分かること

フレーム単体で見ると、どこか落ち着いて見えるものが多いです。
ただ、顔にのせた瞬間に印象が変わる。
輪郭が整うというか、その人の雰囲気にすっと馴染んでいきます。

かけた瞬間にすべてが分かるわけではなく、
ほんの少し時間が経ってから「あ、これいいかも」と思えてくる。
その感覚も、このブランドらしさだと思います。

店頭でも、いくつも試したあとに、最後に残るのがこのブランドであることが多いです。
最初からこれを目当てに来られる方もいらっしゃいますが、店頭で初めて触れて、いくつか試す中で「あ、これいいかも」と感じて選ばれていくことも多いです。

いろいろ試した結果として、自然と選ばれていく。
その流れも含めて、とても自然なブランドだと感じます。

世界観の作り方

もうひとつ印象的なのが、「世界観の作り方のうまさ」です。

空気感、ビジュアル、プロダクト。
それぞれがバラバラに存在しているのではなく、同じ温度で繋がっている。
作り込んでいるのに作り込みすぎていない。
整っているのにどこか余白がある。
そのバランスがブランド全体に一貫して流れています。

製品単体だけでなく、ブランドとしての佇まいまで含めて成立している。
この一貫性は見ていて素直にうまいなと感じる部分です。

このブランドを手がけているのは、創設者であるローラ(Laura)ハビエル(Xavier)
フランスの老舗アイウェアショップで育ったバックボーンを持つローラの審美眼と、ハビエルの現代的なクリエーションが組み合わさることで、あの独特なバランスが生まれているのかもしれません。

ものづくりについて

背景にあるのは、かなり丁寧なものづくりです。
ひとつのモデルに対して何度も試作を重ねて、細かな修正を繰り返しながら形を整えていく。
ラインの角度やサイズ感、かけたときの見え方まで含めて調整されているからこそ、最終的に違和感のなさとして現れてくる。

実際に見てみたい方へ

気になるモデルはオンラインでもご覧いただけます。
実際にどんなバランスなのか、ぜひ一度チェックしてみてください。
PETER AND MAYオンラインページ

店頭で実際にかけてみたい方は、
ブリンク外苑前で5月1日から5月17日まで開催予定のトランクショーもぜひご覧ください。

いくつかかけ比べてみると、
このブランドがなぜ「なんかいい」と感じられるのか、
その感覚が少しずつ見えてくると思います。

「なんかいい」の正体

ピーターアンドメイは、分かりやすい「強さ」で惹きつけてくるブランドではありません。
けれど、いくつも試したあとに、なぜか最後に残る。
そして気づくと、ピーターアンドメイを選んでいる。

かけた瞬間にすべてが分かるわけではないのに、
少し時間が経ってから「あ、これいいかも」と思えてくる。
その自然な感覚の積み重ねが、「なんかいい」という言葉につながっています。

言葉だけでは伝わりきらない部分も多いブランドです。

もし少しでも気になっているなら、
一度実際にかけてみてください。

そのときに感じる感覚が、
このブランドを理解する一番の近道だと思います。

text : Shin Watanabe
スタッフ情報はこちらからご覧ください

PETER AND MAY Trunk Show at Blinc
期間:5月1日(金)〜5月17日(日)
会場:ブリンク外苑前
〒107-0062 東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
営業時間:12:00〜20:00
定休日:月曜日(祝日の場合営業/翌火曜休)
Tel:03-5775-7525