「I.ENOMOTO」と「ブリンク外苑前」 協業によるアップサイクルプロジェクト 『New layer by I.ENOMOTO+blinc』をスタート
ブリンク外苑前では、 アイウエアブランド「I.ENOMOTO(アイ.エノモト)」との協業による眼鏡のアップサイクルプロジェクト
『New layer by I.ENOMOTO+blinc』を立ち上げました。
『New layer by I.ENOMOTO+blinc』は、店頭商品で意図せずついてしまった傷や擦れにより、B品となってしまった「アイ.エノモト」の商品に「特別なカラー」を施すことで新たな価値を持った商品として生まれ変わらせるプロジェクトです。
また、コレクションを作ることだけが目的ではなく、店頭でのB品が出ないように、より大切に眼鏡と向き合い、毎年のコレクション数を減少させることもプロジェクトの大きな目的となっております。
2024年4月12日(金)に第一弾が発売となります。
一本の眼鏡と向き合い、より一層大切に扱うことで傷や擦れを減らしアップサイクルの必要性を無くすためのプロジェクト
そもそものきっかけは、ブリンク外苑前では、常日頃から店頭商品に傷がつかないように細心の注意を払いながら眼鏡を取り扱っておりますが、ごく稀に「擦れ」や「傷」などが発生してしまう場合があります。
これは全国の販売店でも直面している大きな問題の一つともいえます。
今回、ブリンク外苑前にて発生してしまった1本のB品商品は、眼鏡としての機能は遜色ないのに、このまま世に出せないのはもったいないと考えました。
そこで、修理ではなく新たな価値を持つ「アップサイクル商品」として生まれ変わらせることができないか「アイ.エノモト」のデザイナーである榎本氏に相談したことが始まりです。
榎本氏に相談した際に、ブランド側でもイベント貸出やポップアップストア出店などで、擦れや傷によってB品となってしまったフレームを4本ほど抱えていることを知りました。
ブリンク外苑前ではそのB品も買取り、榎本氏のエッセンスを加えた「特別なカラー」の5本のアップサイクル商品を作成いただきました。
ここでしか見ることのできない「特別なカラー」のI.ENOMOTO
今回のプロジェクトの特色である「特別なカラー」は、榎本氏がフランス、パリの街並みから着想を得たものです。パリ訪問中に見た、街路標識のダークグリーンカラーはパリの象徴的な色であり、街中の多くの要素と調和しています。この色をフレームに取り入れることで、パリのクラシックな雰囲気を再現し、「アイ.エノモト」に新たな魅力を提供します。
<アイ.エノモトのデザイナー榎本氏より>
ブリンク外苑前より、今の時代に合わせた提案として、店頭でわずかにコーティングが剥がれてしまったフレームを新たな価値を持ったものに変換できないかと相談を受け、ブリンク外苑前の方々と一緒に考えた結果、せっかくなので「特別なカラー」を採用しようということになりました。
今回の特別なカラーはちょうど昨年秋にフランスの眼鏡の展示会「SILMO」出展の為訪れたパリで街のイメージカラーを探して歩いていたところ、花崗岩の街並みのなかで、区画と通りの名前を示す標識のダークグリーンカラーに目を留めました。このダークグリーンの標識はパリ全ての通りにあり、街の中に多い街路樹や古いカフェ、公園のベンチなど多くの箇所で見ることができる特徴的なカラーだと気がつきました。
そのため傷ついてしまったフレームにこの色を塗装で再現し、限定カラーシリーズとして販売することになりました。
是非手にとって、新しくパリのクラシックな雰囲気を纏った「アイ.エノモト」を感じてみていただきたいと思います。
<ブリンク外苑前スタッフ・渡辺より>
店頭商品に傷や擦れが発生してしまうことは、販売店としては拭いきれない問題の一つではありますが、このプロジェクトを通して、今後もブリンク外苑前ではB品が発生しないように、より大切に眼鏡と向き合っていく必要があると再認識ができました。
今回は、ブリンク外苑前で不覚にも出てしまったB品1本と、アイ.エノモトで保管されていた4本の計5本の作成となりましたが、来年は今年よりも店頭でのB品発生数を減らし、将来的にアップサイクルが必要な商品を0本にすることを目標にしていきたいと考えております。
<製品紹介>
IE008
角を柔らかく丸めたような、多角形の肉厚なシェイプが印象的なモデルです。
全体の角落としが秀逸で、ウェリントンシェイプなのにどこか丸みを感じられ、メタルフレーム特有の「冷たさ」を微塵も感じさせないフレームです。
ダークグリーンカラーになることで、絶妙にヨーロッパのエッセンスを感じるモデルへと生まれ変わりました。
¥53,900-(w/tax)
IE009
ブランドを代表するぽってりとした肉感のラウンドシェイプのモデルです。
真円ではなく、ほんの僅かに縦幅を抑えたレンズシェイプがとても心地良く、驚くほど「馴染む」感覚を味わえる眼鏡です。
ダークグリーンカラーになり、より表情を華やかに彩ってくれるモデルへと生まれ変わりました。(IE009のみ2本作成)
¥53,900-(w/tax)
IE010
チタン素材の太さの強弱を用いてブロウラインを表現した、スマートな雰囲気を感じるモデルです。フロント上部の肉厚なチタン部分と、フロント下部の細身のチタン部分とのコントラストが美しく、目元をキリッと引き締められる効果も感じられます。太さのある部分をダークグリーンカラーに染色し、下のリムは元のゴールドカラーを活用したことで、色によるコントラストもより楽しめるモデルに生まれ変わりました。
¥64,900-(w/tax)
IE011
チタン素材と、インナーセルのコンビネーションによる立体感を感じられるクラウンパント型のモデルです。
フロント上部のみスパッと平に切られたような形のため、丸すぎないのでかけるシーンを選ばない万能タイプのフレームです。
ダークグリーンカラーのメタルパーツと、マットブラックのインナーセルパーツによる色の緩急が美しく、より奥行きを感じられるモデルに生まれ変わりました。
¥55,000-(w/tax)
I.ENOMOTO | アイ.エノモト
デザイナーの榎本 郁也氏によって2017年にスタートした日本のブランドです。
「視る器械」というブランドコンセプトを掲げ、眼鏡をそれぞれ機能的な意味を持つパーツの集合体として捉えており、アート、工業デザイン、ファッションデザインと視覚矯正技術の交差点として眼鏡を作り出しています。ハイレベルの工学的で機能的なデザインは、装用者の快適性を高め、長期間の使用にも耐えられます。全ての「アイ.エノモト」の眼鏡フレームは、福井県鯖江市の100年を超える歴史を持つ工場にてハンドメイドで製作されています。
日本で精製された高品質なチタン素材、植物由来のプラスチックであるアセテート素材が使われます。0.1㎜単位での緻密な設計によって生み出されるフレームは、あらゆるバイアスを排除したミニマルなデザインと、滑らかなフィッティングを実現した日本の眼鏡の境地だと体感できます。https://www.instagram.com/i.enomoto/
text : Shin Watanabe
blinc|ブリンク外苑前
〒107-0062 東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
南青山3丁目交差点から30メートル,東京メトロ銀座線 外苑前駅 1a 出口より徒歩2分
営業時間 : 12時 〜20時
定休日 : 月曜日 (月曜日が祝日の場合は、営業。翌火曜日が休み)
Tel : 03-5775-7525