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新入社員の新井くんのイギリス眼鏡放浪記③

今回のテーマは、UKカルチャーを語る上で決して外すことのできないリヴァプールです。

リヴァプールはイングランド北西部マージーサイド州の中心都市で、サッカーや音楽など古くから様々な文化が発達し、イギリスの中でも地元住民の地元愛を強く感じることができるアツい街です。そして世界的ロックバンド、ザ・ビートルズの出身地としても知られます。

60周年を迎えたロックンロールの聖地へ
第二次世界対戦時に防空壕として使われていた空間をそのまま居抜きして、1957年にオープンしたライブハウス、キャヴァーンクラブは、ビートルズがブレイク前から約200回ものライブをこなしたライブハウスとして知られ、現在では様々なジャンルの音楽が演奏されています。

私が訪れた2017年で60周年ということもあり凄い熱気で、国籍問わず歌詞を見ずに大合唱する光景を目の当たりにし、改めてビートルズの影響力の力強さを肌で感じました。
そしてその影響力は音楽だけに留まらず、様々なカルチャーに影響を与え、アイウェアも間違いなくそのひとつだと思います。

ファンなら一度は訪れたいビートルズストーリーへ
ビートルズストーリーは、ビートルズの軌跡を追うことができるビートルズファンなら一度は訪れたい博物館です。

中にはメンバーが実際に使用したものや、レプリカなど様々なものが展示されており、ジョンレノンが実際に愛用していたメガネと全く同じ仕様である、アルガワークス寄贈のメガネも展示されています。
アルガワークスについてはこちらのブログをご覧ください。

ジョンレノンが愛用していたこちらのメガネは、特別なものではなく、当時アルガワークスが製造していたNHS(国民健康保険サービス)でイギリス国民に無料供給されていたメガネです。

1932年から現在に至るまでアルガワークスは、何一つ変えず稼働し続けているため、全く同じフレームを当店でサヴィル ロウとしてオーダーすることが可能です。これぞ英国ブランドの真骨頂ですね。

サヴィルロウの魅力といえば、やはり“ビスポーク”。自分だけの一本をオーダーメイドすることが可能です。オーダーメイドと聞くと敷居が高く聴こえてしまいますが、実は全くそんなことはありません。

まず価格は税込3万円代からオーダーが可能です。

また、お顔に合わせてサイズも選択できたり、ディテールもお客様に合わせて細かく選べますので、メガネ選びでお困りのエントリーユーザーの方にこそオススメしたいのです。

オーダーパターンは約3,000通りありますが、お客様に合わせて最適な一本がお選び頂けるようにスタッフが全力でサポート致しますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。

ここでサヴィル ロウのビスポーク例を一部ご紹介させて頂きます。

SAVILE ROW | サヴィル ロウ
PRODUCT NAME : OSRC1 “PANTO” WITH BLOND RIM 45-20-165
COLOR: GOLD SHINY
PRICE:45,900yen (w/tax)

フロントリムの劣化や変色を防ぐために施したのがデザインの起源である“セル巻き”。現在では、チタンなどの劣化や変色がおきにくい素材が普及したこともあり、セル巻きを作る職人が激減し、特に日本製ではあまり見かけないデザインとなりました。クラシック色が強く、掛けたときに独特の印象を与える唯一無二のデザインはこれからも未来永劫作り続けてほしいカスタムのひとつです。

SAVILE ROW | サヴィル ロウ
PRODUCT NAME : OSRC6 “SHALLOW PANTO” WITH PEAR TIP TEMPLE 45-20-145
COLOR:GOLD ENGRAVED
PRICE:45,900yen (w/tax)

アルガワークス伝統のロールドゴールド製法により生み出される18kの輝きに、より拍車をかけることができる彫金仕様。テンプルもPear tip Templeに変更することで、メガネをよりアクセサリーに近い感覚でお楽しみ頂けます。通常のパント型よりも縦幅を抑えたSHALLOW PANTOは、丸系に苦手意識を持たれている方に特にオススメしたいシェイプです。

SAVILE ROW | サヴィル ロウ
PRODUCT NAME : OSRC4 “CENTER JOINT”WITH TAN LEATHER RIM, No.10 CURL SIDES 45-20-165
COLOR:GOLD SHINY
PRICE:52,920yen (w/tax)

昨年末、満を持してスタートしたレザー巻きカスタム。
サヴィル ロウからレザー巻きが登場したのは1980年代。道具としてのメガネから、ファッションアイテムへ更に変化を遂げた時代です。経年変化を楽しめるレザー巻きはファッションアイテムとしての所有欲を満たし、いつものコーディネートをワンランク上に昇華してくれるカスタムです。

最近、店頭では、90年代半ばのUKロックシーンを彷彿させるような薄い色のカラーレンズを提案しています。

(左上)
SAVILE ROW | サヴィル ロウ
PRODUCT NAME:OSRC11 48-20-145 Pear Tip
COLOR:Gold ShinyPRICE:44,280yen(w/tax)

メガネとしてご使用になる方が断然多いオーバル型。この形はサヴィルロウのサングラスクリップの展開もありません。しかし実はカラーレンズとの組み合わせもカッコいいのです。おススメは室内でも使えるような薄めのカラーレンズ。全てメタル素材のPear tip Templeの先端は洋梨を模したデザインです。

(右上)
SAVILE ROW | サヴィル ロウ
PRODUCT NAME: OSRC7 49-22-145 No,36 Hocky Sides
COLOR:Gold Matt
PRICE:48,060yen(w/tax)

今では馴染みのない赤ピンク系のレンズカラーも、90年代のUKロックシーンでは定番カラーの一つです。ロールドゴールド製法の上品なマットゴールドとパステルピンクのグラデーションレンズの組み合わせが、最高に可愛くて最高にカッコいい。女性にオーバーサイズで掛けこなしてほしいですね。

(下)
SAVILE ROW | サヴィル ロウ
PRODUCT NAME:OSRS3 48-20-145
COLOR:Gold Matt
PRICE:44,820yen(w/tax)

これぞUKロック!いや、通り越してパンク!!
現行の八角形オクタゴン型は天地幅が広いパントスタイルに近いものが殆どです。
この天地幅の狭さにどぎついレンズカラーを入れれば、これ以上ないロックなサングラスの完成です。トレンドに流されず伝統を重んじるUKブランドが作り続けるオクタゴン型は本物です。

このようにサヴィル ロウのカスタムは全てにバックグラウンドが存在し、かけたときの印象にそれぞれ重要な役割を発揮してくれます。
ぜひ皆様が今求めてる一本を、イギリスカルチャーを考えながらあつらえてみませんか?

ここまで、2年前のメガネ放浪記と合わせて英国ブランドの魅力に迫ってきましたがいかがでしたでしょうか。
欧州メガネ放浪記の続きが気になる方は、是非ブリンクベースでお待ちしております。(新井慧斗)

text&photo Keito Arai

これまでの『新入社員の新井くんのイギリス眼鏡放浪記』は
こちら(↓)からご覧いただけます。

新入社員の新井くんのイギリス眼鏡放浪記①アルガワークスにアポなし突撃訪問
http://blinc.co.jp/blincvase/archives/8086

新入社員の新井くんのイギリス眼鏡放浪記②念願のナイツブリッジにある名店、カトラー アンド グロスへ
http://blinc.co.jp/blincvase/archives/8102

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