Megane GENTS & 美女 Shinya Sakurai | 櫻井真也
暦の上では春になりましたね。今回の『Megane GENTS & 美女』 は、『櫻井焙茶(ばいさ)研究所』を主宰・所長をつとめる櫻井真也さんにお話を伺います。櫻井焙茶研究所では、日本各地のお茶をはじめ、日本古来の二十四節気に合わせたブレンド茶、炒り具合の違う焙じ茶、お茶をアレンジしたお酒など、幅広く日本茶を楽しむことができます。
凛とした茶室のような空間でいただくお茶は、外国からの観光客の方にも人気です。
空間や道具の佇まいだけでなく、スタッフの方も穏やかで落ち着いて、ピシッとしている。この空気はどうやって作られているのでしょうか?
そして、櫻井さんのメガネ選びのポイントは…?
[ 余談ですが ]
櫻井さんのお話はご紹介したい事が沢山あったのですが、文字数の関係でいろいろなお話をカットしてしまいました…。ブログで少しだけご紹介します。
―櫻井焙茶研究所では、目の前でお茶をいれてくださるのですが、味見しなくてもいつも美味しいお茶が出てくるので、その秘密を伺ってみました。
<聞き手>
ところで、BARなどではお客さまに出す前に少し味見してからお酒を出したりすることがありますが、こちらはいれたお茶を試飲せずにお客さまに出されますよね。味の質はどうやってキープしているのでしょうか?
<櫻井さん>
基本的にはいれ方が決まっていて、あとは僕がスタッフのいれたお茶のテストをするんです。だいたいそれでわかります。お茶の味は“茶葉の量”、“お湯の温度”、“抽出時間”と“お湯の量”の4つで決まってくるので、多少のずれは出てくるんですけど、一定のレベルに達していれば、あとは少し個性が出るのはそれも面白いのかなと思っています。それが日本茶のよさでもあるので。紅茶とか台湾系のお茶って、時間が10秒~20秒くらいずれても味があまり変わらないんですけど、日本茶ってちょっとずれただけでぜんぜん味が変わってくるんですよね。それは一定の味を出せるように教育しながらやっています。
<聞き手>
やっぱり教育は厳しいんですか(笑)?
<櫻井さん>
厳しいんじゃないですかね(笑)。やっぱり自信をもって出さないと。僕は「そこで試飲して違うと思ったのを出すな!」っていうタイプなんですよ。お寿司屋さんが握りながら「ちょっと違うな」っていうのって、ないじゃないですか(笑)。
<聞き手>
試食して、いまいちだからって「ちょっといいですか?」って自分で食べちゃったりしないですもんね(笑)。
<櫻井さん>
自信をもって「日本茶はおいしいです」って伝えていきたいんですよね。料理人でもたまにちょっとつまんだりはしますけど、それは味のバランスの確認ですから。お茶は試飲しなくても一定の味が出せるようになるまで、指導します。
―櫻井さんのご指導、厳しそうですが、ためになりそうです…!
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