検眼医がフレームメーカーに転身？！視力補正とクラフトマンシップを融合した新進ブランド「Ransome Optical（ランサムオプティカル）」が英国より上陸

Mar 12, 2025

「ブリンク外苑前」「ブリンクベース」の2店舗では、ロンドン・ハムステッド発の「Ransome Optical（ランサムオプティカル）」のアイウェアを2025年3月14日（金）より販売いたします。

「ランサムオプティカル」を手がけるのは、ジャック・ランサム・ラプトンという一人の青年です。元々オプトメトリスト（検眼医＊注）として目の健康を守る仕事をしていた彼は、コロナ禍をきっかけに2020年2月から一人でフレーム作りを始めました。

本来、メガネとは、レンズとフレームという二つの要素が組み合わせたものですが、それぞれを極めると、オプトメトリストとフレームメーカーという専門職の存在に行き着きます。しかし、ジャック・ランサム・ラプトンは、この二つを融合させ、視力補正とクラフトの視点を融合させたブランドを立ち上げました。
ショップは2024年9月にオープン。
以来、同ブランドの取り組みは「新しい体験」と評判を呼び、それゆえにイギリスのアイウエア業界では革新者と呼ばれています。

「ブリンク外苑前」「ブリンクベース」では、現地と同じような対応はできませんが、お客様のご要望があれば、顔の幅や奥行き、鼻の形状に応じて、お客様の顔に合わせて微調整したものをカスタムメイドを承ります。制作期間は2か月から3か月となります。

一枚の板から削り出して作られるため、同じモデルであってもわずかな個体差が生まれ、それぞれが異なる表情を持ち、個性と味わい深さを感じさせます。
また、視力補正器具としての本質を踏まえた上で、見え方を損なわないデザインが施されているため、安心して使用できます。見え方と掛け心地の両方を兼ね備えて実現できる人に出会ったことがありません。
医学の知見と職人技が融合した、唯一無二のクラフトマンシップあふれるフレームを、ぜひご体感ください。

＊注) オプトメトリスト（検眼医）とは、日本とは異なる制度のもと、先進国の多くでは視力補正の検眼を国家資格を持つオプトメトリスト（検眼医）が担当しています。中でもイギリスは特に進んでおり、オプトメトリスト（検眼医）が視力測定から目の健康管理までを行い、眼鏡店では目の健診が広く普及しています。

①目の健康管理

ジャック・ランサム・ラプトンは、オプトメトリストとして視力補正の重要性を深く理解しており、その経験を活かして、『ランサムオプティカル』では、精密な視力測定と眼の健康管理を重視したアイウェアを提供しています。
彼は「目の健康を守ることこそが眼鏡作りの本質である」と語り、視力補正と健康を最優先に考えたアイウェア作りに注力しています。ジャックの知識と技術を駆使し、顧客に最適な視力矯正器具を提供することこそが、同ブランドの根幹をなす理念です。

②デザイン

ジャック・ランサム・ラプトンは、眼鏡は単なる視力矯正器具ではなく、長く愛されるスタイルを備えたアイテムであるべきだと考えています。クラシックなイギリスの美学を基盤としつつ、現代的で洗練された感覚を融合させたデザインが特徴です。
彼のビジョンは、流行に左右されることなく、時代を超えて愛されるデザインを生み出すことです。どのフレームも、日常使いから特別なシーンまで、あらゆる場面に自然に馴染み、使用者の個性を引き立てます。

③クラフトマンシップ

ジャック・ランサム・ラプトンは、すべてのフレームを手作業で仕上げ、細部にまで職人技を惜しみなく注いでいます。
『ランサムオプティカル』の眼鏡には、耐久性に優れた上質なアセテート素材が用いられ、ジャック自身の手で一つひとつ丁寧に仕上げられています。
彼は「手作りのフレームには、機械では生み出せない温かみと個性が宿る」と語り、伝統的なクラフトマンシップを現代に蘇らせています。

④視力補正 + デザイン + クラフトマンシップが融合した体験

『ランサムオプティカル』は、視力補正・デザイン・クラフトマンシップの3つが完璧に融合した体験を提供します。ジャックの眼鏡作りは、単なる製品提供にとどまらず、視力補正・ファッション性・職人技が調和する特別な瞬間を届けることを目指しています。すべてのプロセスは、視力測定からオーダーメイドのフレーム作り、さらにはスタイルに最適なデザインの選定まで、一貫してお客様のニーズに寄り添いながら行われます。

Ransome Optical（ランサム・オプティカル）ジャック・ランサム・ラプトン本人によるモデル紹介

Ransome ONE

画像のカラー：MATT YELLOW TORTOISE
価格：77,000円(税込)

クラシックなパント型ですが、キーホールはなし。柔らかな曲線が特徴で、時代を超えたクラシックな魅力を感じさせます。

Ransome TWO

画像のカラー：CLEAR BROWN
価格：77,000円(税込)

サイドシールド付きのビンテージのセーフティグラスをベースにしたデザイン。高めのトップラインが頬骨を引き立てます。

Ransome FOUR

画像のカラー： RED TORTOISE
価格：77,000円(税込)

大胆な高めのキーホールブリッジ。削るのが難しいですが、時代を超えて愛されるアビエーターは外せません。

Ransome FIVE

画像のカラー：LIGHT BLUE
価格：77,000円(税込)

これは僕の眼鏡です！丸眼鏡をずっと愛用してきて、「魔法学校に通う少年が杖を使って魔法を繰り広げる映画」の主人公の名前で呼ばれてきました。このデザインは僕自身のテンプル幅、PD、ブリッジ（ラグビーで鼻を折ったので）に合わせて作っています。ロンドンのベストセラーです。

Ransome SEVEN

画像のカラー：MATT BLACK
価格：77,000円(税込)

ストレートな長方形は少し退屈だと感じたので、少し遊び心を加えてみました。落ちたラグと露出したブリッジが、このデザインをより楽しいものにしています。

◾ ジャック・ランサム・ラプトンインタビュー

- 最初にオプトメトリストになろうと思ったのはなぜですか？そして、フレームメーカーになったのはその後ですか？

私は子供の頃、オプトメトリストに感銘を受け、6歳の時からその道を歩みたいと決めました。
視力を改善する手助けをできるのはとても素晴らしいことだと感じています。しかし、臨床の世界に進む中で、自分の創造性を生かせていないことにフラストレーションを感じ、フレーム作りに興味を持ちました。
実は、コロナ禍の間に父から道具を借りて、古いフレームを使ってヒンジを溶かして作り始めたのがきっかけなんです。それが、今のランサムオプティカルへと繋がっています。

- オプトメトリとフレーム作りを両立させる哲学について教えてください。

私たちの仕事は非常にユニークだと思います。ヘルスケアとファッションがこんなにも密接に結びついている業界は他にないでしょう。どちらか一方を優先することはありません。アイケアとアイウェアはどちらも同じくらい重要で、どちらも決して軽視されるべきではないと考えています。目の健康を守ることも大切ですが、アイウェアで自分を表現することも同じくらい大切です。

- フレームメーカーとして、どのような基本理念を大切にしていますか？

私たちは、形と機能の融合を大切にしています。フレームは太くて大胆ですが、快適さと精密な視力補正を保ちながら、スタイルも兼ね備えています。見た目だけでなく、実際に着けているときに快適さを感じられるように設計しています。

- すべてを自分で管理していることのメリットは何ですか？

手作業で全てを管理していることで、お客様一人ひとりに合わせた完全な体験を提供できます。
美味しいコーヒーをお客様に淹れるところから始まり、フレームの提案、視力補正、眼科検査、レンズ加工、耳にフィットするフレームの調整に至るまで、細部にわたって気を配ることができます。これこそがパーソナルな体験であり、すべてのお客様にとって楽しく特別なものにするべきだと考えています。

- 今後の目標について教えてください。

私たちは、アイケアを定期的な健診を通して、目の健康に関しての情報提供と楽しさを両立させることを目指しています。
アイウェアのスタイルと機能を融合させ、同時にフレーム作りの工程や目の重要性について伝えていきたいです。アイケアとアイウェア、どちらも重要です。将来的には、他の場所にも展開できるかもしれませんが、最も重要なのは、いつでも最高のアイケアと手作りフレームを提供することです。