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5mmの違和感。I.ENOMOTOから新作が入荷しました。

初めて展示会で見た時、正直ちょっと笑ってしまいました。

「いや、これは厚すぎるでしょ。」と。

今回のI.ENOMOTO(アイ.エノモト)の新作、IE036とIE037は、5mm厚のチタンを削り出して製作されたモデルです。

一般的なメタルフレームとは、明らかに違う存在感です。
ただ、不思議なのが、実際にかけると全然やりすぎていないんです。

むしろ自然なくらい。
この感覚は、かなり衝撃でした。

当店では、I.ENOMOTOを長いこと取り扱わせていただき、気づけばもう36,37型目。
これまで様々な作品を見てきましたが、今回もまた驚かされました。

まず感じるのは、奥行きです。
肉厚なのに、繊細。
重厚感はあるのに、かけると軽やか。

展示会で榎本さんとお話しした際、「日常で無理なくかけられる限界が、5mmくらいなのかもしれない」という話をされていました。

もちろん、デザインだけならもっと厚くもできる。
けれど、実際に日常で掛けることを考えると、重さやフィット感とのバランスが崩れてしまう。
その「かけられる厚み」を探っていった結果が、この5mmなのだと思います。



これは、実際にかけると納得します。
角度によってはかなり重厚。
でも、不思議と重たく感じない。

削り出しによるソリッドな迫力と、かけ心地としての快適さが、かなり高いレベルで共存しています。
ここまで無骨で、ここまで繊細なメタルフレームは珍しいですね。

個人的に特に好きなのが、上から見た時のラインです。

目尻側にしっかり厚みを持たせながら、一度わずかに細くなり、ブリッジ部分でまた厚みを出して、自然に流れていく。
個人的に特に惹かれたのが、そこから一気に厚みを落とし、丁番へと続いていく「智」の曲げの美しさです。

硬い金属が材料なのに、どこか流線型の柔らかさがあります。
横顔や斜めから見た時の滑らかな美しさも、このモデルの大きな魅力だと思います。

さらに今回は、ブリッジ上部にブランドロゴ、下部にサイズ表記を刻印しております。


こういう、一見気づかないような部分にまでちゃんと意味を持たせてくるのが、榎本さんらしい気配りだと感じます。

IE036

IE036はスクエアシェイプ。
ただ、よく見ると単純な直線ではありません。外径のラインにほんの少し揺らぎがあり、細波のような柔らかさを感じます。

ほんの僅かな違和感なのですが、この差がかなり大きい。
無機質になりすぎず、自然な表情になるんです。

かけるとちゃんとアクセントになっており「これが良い」と感じます。
榎本さんのデザインの幅を改めて感じさせられる一本です。

I.ENOMOTO | アイ.エノモト
model : IE036
price : ¥88,000(w/tax)

IE037

IE037はボストンベース。
一見かなりシンプルです。
でも、「シンプルなものほど難しい。」

以前、榎本さんがそんな話をされていたのを思い出しました。
このモデルは、まさにそんな空気感があります。

顔にすっと馴染むのに、しっかり印象に残る。
主張はあるけど、押しつけがましくない。

かける人を選ばない万能さがありながら、ちゃんとI.ENOMOTOらしい緊張感も残っています。

I.ENOMOTO | アイ.エノモト
model : IE037
price : ¥88,000(w/tax)

似ているようで、実際に掛けると全く違う2型。
削り出しチタンの迫力と、日常でかけられる快適さ。

この迫力と快適さを、ここまで自然に共存させているのは驚きでした。
ぜひ店頭でかけ比べながら、榎本さんのデザインの振り幅を体感してみてください。
実際に顔に乗せた時、このモデルの凄さがより伝わると思います。

 

text : Shin Watanabe
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