対談|アレもコレも挑戦できるかも?「ヘアスタイルと眼鏡」(前編)
「眼鏡」というアイテムはかけた本人の印象を大きく左右するものです。眼鏡の形やサイズなど、様々な要素でその印象を変化させますが、その中でも重要な要素となるのが「ヘアスタイル」。
色々な眼鏡を試したいと思うものの、いざかけてみるとなんかしっくりこない、、そんな方々を日々たくさんお見かけします。
眼鏡屋のスタッフとしてもどうにかそういう方々に”もっと眼鏡を楽しんでもらいたい!”と日々思っています。
そこで今回はそんな方のヒントになればと思い、「ヘアスタイルと眼鏡」をテーマにBEAUTRIUM内でも屈指の眼鏡好きスタッフの勝永さんと対談をさせていただきました。
美容師である勝永さんは何故眼鏡に興味を持ったか?
田代:そもそも勝永さんが眼鏡に興味を持ったきっかけは何ですか?
勝永:BEAUTRIUMでは約2ヶ月に1回くらい、ドレスコードを決めて出勤する日を設けていまして、その中の一つのテーマで”眼鏡”という回があったんですよね。
それでせっかくなら良い眼鏡を探そうと思って買ったのが最初で、このヒルトンクラシックというブランドの眼鏡を購入しました。
その眼鏡屋の店員さんに勧めてもらったヒルトンクラシックのフレームがとてもしっくりきて、かつ周りのスタッフからの評判も良く、そこからハマってしまいましたね。
田代:このアレムの眼鏡はブリンクで購入していただきましたよね。
勝永:はい、これは元々サングラスだったのですが、あえてクリアレンズに替えました。
あとこれはプラスチックレンズではなくてあえて重みを出すためにガラスレンズを入れてます。
田代:眼鏡をそのまま身につけるのではなくて、少しアレンジや工夫を加えて自分っぽくカスタムするのも醍醐味ですよね。
SAVILE ROW |サヴィル ロウ
PRODUCT NAME :OSRC1/Panto
COLOR:Gold Shiny with Brown Leather Rim
SIZE:45-20-165
TEMPLE: No,24 Curl Sides
PRICE:55,000yen (w/tax)
フレームのディテールを活かすためのヘアスタイル
田代:では早速、ブリンクから持ってきたフレームを見ながら、話し合っていきましょうか。
まずこのサヴィルロウのレザー巻きですかね。
レンズの形などは非常にシンプルなパント型というものですが、レザー巻きに加えて、”一山”という鼻あてやテンプル(つる)は縄手という一風変わったカスタムになっております。
勝永:基本的な形状は確かにシンプルでどんな髪型、顔の形にも合わせやすそうですね。
鼻あての一山も通常の鼻あての仕様よりもスッキリした印象ですね。
ただよく見るとレザー巻きでディテールを効かしているのがカッコイイですね。
後はつるのデザインが特徴的なので、サイドをスッキリ見せられるような髪型もこの眼鏡のデザインを活かせると思います。
田代:確かに特に髪が短く、つるのデザインを活かせる人が選ぶ傾向はありますね。
ディテールデザインを活かせるようにあえてその部分だけスッキリとした髪型にするのは確かに効果的ですね。
田代:また似てますけど、これと比較してみてください。
フレームのブロウラインと髪型のバランス
田代:これは先ほどのパント型のものと同じなのですが、テンプル(つる)がレンズの上ではなくてて中心に接合されているセンタージョイントというものなのですが、これまた雰囲気がガラッと変わります。先ほどとレザー巻きという部分は一緒なのですが、
勝永:ジョンレノンがかけていたというのがイメージつきやすいですね。
先ほどのフレームよりも丸みが強調されているので、髪が長かったり、顔の形が細身でシュッとした人のような、少し縦長な印象がある方がデザインの印象とメリハリがついて、より眼鏡のデザインが活かしやすいかと思いますね。
SAVILE ROW |サヴィル ロウ
PRODUCT NAME :OSRC4/Panto Center joint
COLOR:Gold Matt with Brown Leather Rim
SIZE:45-20-165
TEMPLE: No,66 Curl Sides
PRICE:59,400yen (w/tax)
勝永:それこそ短髪の人でも上にボリュームがある人とかもいいかもしれませんね。
逆三角形のイメージがあっていいですね。
田代:すごいです、やっぱ視点が違いますね。
SAVILE ROW |サヴィル ロウ
PRODUCT NAME :Bayswater
COLOR:Gold Shiny
SIZE:47-20-145
PRICE:43,450yen (w/tax)
独特なデザインの新入荷モデル「Bayswater」をどう合わせるか。
田代:次もサヴィルロウなのですが、初めて入荷した「Bayswater」モデルでして、先ほどとは一風変わったデザインです。
とりあえずかけてみてください。
田代:レンズの形は先ほどの2つと一緒でパント型なのですが、注目すべきはこのブリッジですね。
レンズの上部にバーを乗せたタイプです。レンズの形とかはクラシックさを持ち合わせているのですが、不思議とかけてみると今っぽくなります。
勝永:確かにブリッジが特徴的ですね。こういうブリッジやダブルブリッジなどの特徴的なデザインは活かしたいので、ハットやキャップを被る人とか前髪を上げてたり、前髪がない人とかが合いそうです。
また前髪があってもシースルーで短い感じとか少し抜け感のあるスタイリングでまとめてあげたいですね。
田代:確かに重ための前髪というのは、このフレームにはミスマッチ感はあるかもしれませんね。
勝永:そうですね。
田代:ちょっと話それますけど、美容師さんとしては自分が髪を切る人が眼鏡をかけていたら、その人がかけている眼鏡のデザインやバランスとかも考えたりしますか?
勝永:そうですね、自分が眼鏡好きなので、お客様が眼鏡を普段かけている方でしたら意識しますね。
実際に髪を切って仕上がった後に眼鏡をかけていただいて、「もう少し前髪短くてもいいな」とか微調整をすることはありますね。
田代:さすがですね。
勝永:でも視点は眼鏡屋さんも一緒ですよね?それがヘアスタイルか眼鏡かという違いで、顔の上でのバランスの取り方は非常に近い感覚があると思います。
田代:確かに頭とか顔が与える印象やバランスを考えるという意味では一緒かもしれませんね。
SAVILE ROW |サヴィル ロウ
PRODUCT NAME :OSRC13/Quadra
COLOR:Gold Shiny with Blond Rim
SIZE:48-20-145
PRICE:43,450yen (w/tax)
フレームカラーとの相性
田代:次のフレームいきましょうか。例えばですけど、こういう明るめのカラーのフレームとかは髪色とかは、どう合わせるのがいいですかね?
勝永:髪色を工夫しますね。
例えば明るめですとフレームカラーとぶつかってしまうので、髪色は暗くするとか暖色系の髪色にしてあげて、フレームカラーをパキッと出すイメージにした方が眼鏡も髪も映えると思います。
田代:今の勝永さんの髪色ぐらいも良いですね。
フレームの明るいカラーがしっかり出ますし、サイズとかもそのぐらいが色の主張の度合いだと丁度良いですかね。
勝永:確かにカラーに対してサイズも重要ですね。
少し目立ちやすいフレームカラーを大きいサイズであえて大袈裟にかけても独特で良いですけど、ジャストサイズくらいにして知的さを演出するのも良いですね。
後半に続く
(取材協力)
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※勝永さんは「BEAUTRIUM 265店」の在籍です。
ブリンク外苑前
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POSTED BY blinc AT 1:21 PM
TAGS: SALILE ROW, BEAUTRIUM