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ファッション、スポーツギアを超えた存在「 District Vision + Post Archive Faction 」

District Vision + Post Archive Faction

韓国・ソウル発のメンズウェアブランド 「Post Archive Faction(PAF)」は、2018年に Dongjoon LimSookyo Jeong によって創設されました。

ブランド名にある「Post Archive Faction」は、服の歴史や形式(=アーカイブ)を出発点に、そこからさらに新しい構造(=ファクション)を生み出すという思想に基づいています。

PAFは、一般的なカッティングやデザインを解体・再構築し、非対称の仕立てや異素材の組み合わせなどを用いて、ファッションの常識に問いを投げかける「アンチ・ファッション」的な姿勢を取っています。

District Vision|ディストリクト ヴィジョン」もまた、単なる“スポーツウェア”ではありません。精神身体、どちらにも作用するツールとして設計されています。

視界を整え、心を落ち着け、静かにパフォーマンスを支えるためのギアであり、アクティブなシーンはもちろん、思考を整えたい日常にも自然と寄り添い、生活に違和感なく馴染む存在です。

両者ともに、デザインを「見た目」ではなく「構造や機能、関係性」から捉えている点で共鳴しているといえます。

この思想に基づき、District Vision + Post Archive Factionとの協業によって生まれたサングラスを3つの軸で読み解いていきます。


「過去へのリスペクトと、機能美の尊重」


クラシックなスポーツアイウェアの影響を色濃く受けた、ミニマルで実用的なデザインは、サングラスが「目を守る道具」としての原点に立ち返っています。

District Vision 初期に誕生したレンズの継ぎ目がない一体型シールドのJunya Racer」をベースとすることで、派手さを排し、実用性を重視したスポーツギアらしいフォルムを大切にしています。


▲「Junya Racer

「“今”という時代に適応したバランス感覚」


ファッション性と機能性を兼ね備えた、現代的で都会的なスタイル。スポーツとライフスタイル、その境界が曖昧になっている今、そのどちらにも自然にフィットする、時代に適応したデザインが求められています。

全体は約25g。耐久性に優れたスイス製ナイロンフレームを採用し、そこにポリカーボネートレンズを組み合わせることで、アクティブなシーンにも対応する高い機能性を実現しています。マットなカラーリングは、都市の風景に馴染みながらも、落ち着きと洗練を感じさせます。けして目立ちすぎることなく、それでいて確かな存在感を放つデザインです。

 

未来志向と構造の再構築」


PAFの象徴である「解体と再構築」の精神が特に体現されているのがこの複雑なカットの入った一枚シールドのレンズ。自然界の構造(蝶や蛾の羽)に着想を得た、有機的かつ実験的なデザインといえます。


空気抵抗や運動性を意識した、流れるようなライン。そのフォルムは、未来のテクノロジーとの融合を自然と想像させます。実際に着用してみると、広い視野と驚くほどの軽さが、まるで身体の一部のように感じられ、プロダクトが自分に“溶け込む”感覚を味わえます。


このコラボレーションは単なるプロダクトではなく、「ファッションとは何か」「視覚とは何か」「未来の道具とはどうあるべきか」といった問いを、サングラスというプロダクトを通して投げかけています。

District Vision + Post Archive Faction
PRODUCT NAME : DV + PAF Junya Racer 
COLOR :  Goji D + Copper
Mirror

PRICE : ¥ 81,400(w/tax)


District Vision + Post Archive Faction
PRODUCT NAME : DV + PAF Junya Racer 
COLOR :  
Scale/D+ Sports Yellow
*参考写真のため、こちらの商品のお取り扱いはございません。

text: Mai Nagao

 

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