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Vol.26_2017.07.28

Yu Yamamoto 山本 悠

今回の『Megane GENTS & 美女』はプロBMX(バイシクルモトクロス)ライダー、山本悠さんにお話を伺いました。山本さんは3年前にフランスで行われたBMXの世界戦FISEThe Festival Intarnationa des Sports Extremes)でプロの資格を取得。BMXにはフリースタイル、レース、ストリートなどいくつかのカテゴリーがありますが、山本さんは舗装された平らな地面で比較的狭いスペースの中をゆっくりと走行しながら、バランスをとりつつ様々な技を連続して入れていく競技『フラットランド』のライダーとしてご活躍されています。

 

『フリースタイルパーク』と『マディソン』という競技が東京オリンピックの追加種目になり、注目されているBMX。競技の面白さについて、そして山本さんの眼鏡選びについてお伺いしていきます。ぜひ、ご覧ください。

 

<聞き手>

普段はメガネをかけていらっしゃらないそうですが、サングラスはかけることがあると伺っています。選ぶ時のポイントや基準になっていることはありますか?

 

<山本さん>

そうですね、僕は目がいいのでメガネは必要ないんです。伊達メガネも1本は持っているのですが、ほとんどかけていません(笑)。サングラスは、僕の場合はかけやすさが1番ですね。あとはトイグラス(リーズナブルな価格の、おもちゃ感覚でかけられるサングラス)みたいな安めのものを選んでいます。

 

<聞き手>

それは、練習中かけたりして壊れた時のことを考えていらっしゃるのでしょうか。

 

<山本さん>

練習中ははずれてしまったりするので、サングラスはかけないですね。トイグラスは普段かけるのですが、軽くてかけ心地がいいですし。気軽にかけられるのがいいと思います。

 

<聞き手>

こちらのサングラスはいかがですか?illestevaというブランドのもので、レンズがフラットで、フロントの部分と一体化しています。

<山本さん>

このサングラスはかけると見え方が楽になりますね。

 

<聞き手>

サングラスはレンズで光の通過量を減らせるので、天候に応じてまぶしさをレンズの種類やカラーで調整出来ます。屋外のスポーツには、結構便利です。このサングラスはミラーレンズを使っているので、見た目もかっこいいですよね。とてもお似合いです!

 山本さんご自身のお話を伺いたいのですが、学生の頃は何か他にスポーツをされていたんですか?

 

<山本さん>

僕はスポーツが好きで、結構やっていた方かなと思います。小学生の頃は水泳と剣道、ゴルフもちょっとやっていました。主にやっていたのは剣道です。

 

<聞き手>

水泳は体を作れるので、いいですよね。剣道も山本さんの寡黙な雰囲気と、とても合っていますね。中学校でも同じスポーツを続けられたんですか?

 

<山本さん>

それが、中学校には剣道部がなくて、他の部には興味がなかったんです。そんな時に兄がBMXをやっていて、僕もはじめました。

 

<聞き手>

中学からBMXをはじめられたんですね。どうして剣道からBMXに行こうと思ったんですか?

 

<山本さん>

僕は球技があんまり得意じゃなかったっていうのもあるし、BMXってあんまりやっている人がいないんです。みんながやっていないのもいいし、単純にかっこいいからっていうのもあります(笑)。

 

<聞き手>

かっこいいの、大事です!

ところで、ご出身はどちらですか?

 

<山本さん>

出身は新潟です。

 

<聞き手>

新潟、雪がかなり降るイメージなのですが、冬の間練習はできるんですか?

 

<山本さん>

湯沢のあたりはすごい降雪量ですが、僕は新潟市出身なので、そこまで多くないんです。もちろん日本海側なので雨も多いし、雪も降るので、冬の練習環境はあまりよくないですね。

<聞き手>

練習はどのくらいスペースが必要なんですか?

 

<山本さん>

ちゃんと練習できて、気持ちよくできるにはある程度必要です。先ほど見ていただいたいつも練習しているスペースくらいはあった方がいいです。(10m×10mくらいの平らなスペース。)

クラブでショーをやったりするときは、3m×5mくらいでもやったりします。

 

<聞き手>

そんなに狭くて、怖くないですか?

 

<山本さん>

けっこう怖いですね(笑)。まわりに観客もいますし。お互い怪我しないように注意しています。

 

<聞き手>

観る方はお酒も入るので、ヒヤッとしそうですね。ご安全に…(笑)。

山本さんがプロとして取り組んでいらっしゃるカテゴリーはフラットランド(※)ですが、沢山ある中から選んだのはどうしてですか?

 

 

BMXの競技は大きく分けて、速さを競う『レース』と技を競う『フリースタイル』があり、『フラットランド』はフリースタイルの中の『パーク』、『ストリート』、『トレイル(ダートジャンプ)』、『ヴァート』と並ぶ競技の中の1つ。舗装された平らな地面を舞台とする種目です。比較的狭い面積内をゆっくりと走行しながら、バランスをとりつつ様々な技を連続して入れていきます。車輪の左右に装備された4本のペグに乗り、ハンドルやシートをさまざまな体勢で保持し、タイヤを靴底で擦るなどして、自転車とダンスをしているかのように巧みに乗りこなします。

<山本さん>

兄がフラットランドをやっていたっていうのもありますし、僕が学生の時、新潟ではBMXのフラットランドが流行ってたんですね。スポーツ公園みたいなところがあって、そこに土日20人くらい集まってやっていたんですけど、他の種目をやっている人もいなかったし、そのままフラットランドの自転車を買って…っていう感じですね(笑)。

 

<聞き手>

カテゴリーによって自転車も違うんですね。

 

<山本さん>

基本はそうですね。逆にストリートの技をフラットランドの自転車でやるのも今は流行っていて、フリースタイルっぽい感じにはなってきています。

 

<聞き手>

色々とMIXされてきているんですね。競技としては、技を見せてポイントを競うのでしょうか?

 

<山本さん>

 

そうですね。大会だとルーティーンといって、自分が作る技のつなげ方を決めます。最後に技をメイクするまでが1つのルーティーンで、1分だったら23個くらい、2分だったら4つくらいというのも自分で考えて、大会の1ヶ月くらい前からその技だけを練習したりして大会に備えています。

<聞き手>

ご自分で作るということはやはり創造性が大切なんですね。みんながやっていない技、新しい技はどうやってつくるのでしょうか?

 

<山本さん>

技については、先輩方がやっていてかっこいい、やってみたいと思うトリックはもちろん参考にしますし、オリジナル技については90年代のいわゆる古い技からヒントをもらって自分流・現代流にアレンジしています。

 

<聞き手>

山本さんはプロライダーとして活躍されていますが、プロになるためにはどうしたらよいのでしょうか?

 

<山本さん>

プロの資格を取得できる大会はいくつかあります。プロになったっていう称号みたいなものがあるんですけど、それをとったらスポンサードして欲しい企業に売り込みに行く感じです。

 

<聞き手>

山本さんはフランスで開催された世界戦『FISEThe Festival Intarnationa des Sports Extremes)』で資格をとられたと伺ったのですが、それはどんな大会なんですか?

 

<山本さん>

BMXだけではなくて、モトクロス・サーフィンなど、いろんなエクストリームスポーツのお祭りみたいな感じだったので、だいぶ観客も多かったです。

 

<聞き手>

海外で本来の力を発揮するのって、大変ではなかったですか?

 

<山本さん>

日本ではあんなに観衆がいる中で演技することはほとんどないから、楽しかったです。まわりはフランス語で、英語だったら意味もちょっとわかっちゃうけど、意味が分からないから逆にプレッシャーもないし、「決められるのか!?この技!」みたいなMCもないし、やりやすかったです(笑)。

 

<聞き手>

逆にふっきれたんですね。

 

<山本さん>

大会っていうか、ショーをしに来ているみたいでした。

 

<聞き手>

「見せてやろう」みたいな感じですね。

海外でプロの資格をとられる方は多いんですか?

 

<山本さん>

海外と国内で半々くらいですね。日本の大会だと、1年で23人しかプロになるチャンスがないんです。海外だとエントリーするのに資格はいらないので、間口は広いです。

プロクラスにエントリーして決勝1012名に残れればプロになれます。なので1度に5人なる場合もあります。

 

<聞き手>

日本でプロになるのは狭き門なんですね。海外とのレベルの差はどうですか?

 

<山本さん>

大会ごとに審査員も変わるので一概には言えないですが、アメリカの大会は強豪が多く、厳しいです。

 

<聞き手>

強い選手が多い国は?

 

<山本さん>

ダントツで日本ですね。他の国は、国内にずば抜けて強い選手が1~2人いる感じで、日本は全体的にレベルが高いです。その中でも何人か突出している選手はいます。

 

<聞き手>

スポーツ選手として、食事で気にしている事はありますか?

 

<山本さん>

僕はあんまり気にしていない方だと思います。少し太ってきて、最近は管理しているつもりです。何時以降は食わない、とか。

 

<聞き手>

食べ物は何が好きなんですか?

 

<山本さん>

焼肉です。あとラーメンが超好きだったんですけど、もう12ヶ月は食べてないですね。

 

<聞き手>

どの辺のラーメンが好きなんですか?

 

<山本さん>

僕は家系が好きなんですけど、バイト先が自由ヶ丘なので『魂心家』っていうところとか、『無邪気』っていうところとか。

 

<聞き手>

家系だと、池尻にある『侍』もおいしいですよね。ホウレンソウと海苔が入って。

 

<山本さん>

三軒茶屋にある『陳麻家』にチンマーハンっていうすごい辛い麻婆豆腐のどんぶりがあるんですけど、めっちゃ好きなんですよ!でもずっと行ってない…。

 

<聞き手>

あれはすごく辛いですよね!!僕も食べたことあります。舌がしびれますよね…。

 

<山本さん>

そうですね。でもあれは、慣れるとくせになります。

 

<聞き手>

僕も食べたくなってきました(笑)。

またBMXの話に戻りますが、山本さんは尊敬している方はいらっしゃるのですか?

<山本さん>

尊敬する人は沢山いますが、1人あげるなら上原洋さん。今来ている服は430(フォーサーティー)というブランドのものなのですが、このブランドの社長さんです。昔プロのBMXライダーだった方で、BMXの服を手売りして、そこから会社を立ち上げられて。人望があって、僕が東京に来てからBMXの人の輪を広げてくださった方です。今もとても感謝していますし、尊敬しています。

 

<聞き手>

近くに尊敬できる先輩がいるって、素晴らしいですね。

最後に今後の目標をお聞かせください。

 

<山本さん>

世界大会に出たのが2年前で、去年は全く出場できなかったので、今年は海外遠征もして、出るからには決勝に残って1位をとるつもりでやりたいと思います。

 

<聞き手>

今年はどこの国の大会に出られるのですか?

 

<山本さん>

僕が1番行きたいのはアメリカで、今乗っているこの『DECO BMX』のバイクを作っているChad Degrootという人がアメリカにいるんです。Chad90年代にBXMライダーとして活躍し、BMXをやっていれば知らない人はいないくらいの伝説の選手で、彼に会いに行きたいのもあります。

 

<聞き手>

憧れの人に会いに行くのは楽しみですね!アメリカの大会は、何という大会なのですか?

 

<山本さん>

BFWCといって、BMX Flatland World Circuitの略なんですが、年に5回あって、スペイン、フランス、アメリカ、ドイツとか。毎年場所は変わるんですけど、年間で5戦やって優勝者が決まります。

 

<聞き手>

チャンピオンになれそうですか?

 

<山本さん>

世界はとても難しいです。僕の今の課題は、まず日本一になることです。1番というのは、プロとしてとても意味合いが違っています。その次の段階として、世界で戦えるライダーになりたいと思っています。

 

<聞き手>

今年はプロとしてますます道を究められていく年になりそうですね。山本さん、今日はありがとうございました。これからのご活躍をお祈りしております!

 

 

-山本さんは、スポーツの中でもBMXという個人競技に打ち込まれていて、自分を追い込み、ストイックに取り組む姿勢に刺激をいただきました。ありがとうございました。(高桑)

Yu Yamamotoスタイリング写真

[ スタイリング ]

キャップ :
430(フォーサーティー)
トップス :
430(フォーサーティー)
ボトムス :
430(フォーサーティー):
シューズ :
Emerica(エメリカ)

Yu Yamamoto
山本 悠

Pro BMX rider
BMX プロライダー

山本さんのインスタグラムアカウント@yuyamamotobmx
https://www.instagram.com/yuyamamotobmx/
山本さんが毎週水曜日に店頭に立っているショップDECADE TOKYOのインスタグラムアカウント@decadetokyo
https://www.instagram.com/decadetokyo/

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