グラマラスで上品なフランスのヴィンテージ 、VITO|ヴィトー【前編】
クラシックな眼鏡はトレンドですが、中でもビッグメゾン系ブランドのサングラスに面白そうなものがありました。太くてボリュームのあるフレームに、目が透けるくらいの薄めのカラーレンズが入ったものでした。そのグラマラスなデザインを掘り下げて行くと、70年代あたりのヨーロッパのエレガントなサングラスにリンクします。
今回、ご紹介するのはフランスのアイウエア、ヴィトーのヴィンテージフレームです。
フレームに薄めのオレンジ、ブラウン、ピンクなどのカラーレンズを入れてみました。
透明感のある素材とヴィトーが得意とする奥行きのある立体的なデザインが相まって、ジュエリーを見ているかのようにとても上品で華やかです。
品のあるクリアピンク系のスクエアなフレームに、一歩間違うとチープにもなりかねないオレンジのレンズを入れてみました。一見するとミスマッチにも思える色合いが、意外にもフレームの色がレンズの色を引き立たせ、その逆にレンズの色がフレームの色を引き立たせ、お互いの魅力を引き出しています。ぜひ春夏に向けてかけていただきたい1本です。
レンズの回りをグルッと囲うように、ポテっとパイピングされたようなリムが印象的です。
VITO|ヴィトー
PRODUCT NAME: MIKE
COLOR: T93
PRICE: 42,120 yen (w/tax)
線の細い大きめなフレームは、透け感のある明るめなべっ甲色により優しい印象にしてくれます。クラス感のあるフレームカラーに、あえてロマンチックなピンクのレンズを入れてみました。色のギャップにより、ヴィンテージフレームがレトロになり過ぎず、逆に新鮮みを生み出します。
鍵穴状になったブリッジの位置がかなり高めにあることにより、このメガネの個性をしっかりと打ち出しています。
VITO|ヴィトー
PRODUCT NAME: UNKNOWN
PRICE: 42,120 yen (w/tax)
洗練された上質なヴィンテージをカラーレンズでアレンジすることにより、今っぽく見せています。
どちらも1点ものになります。気になる方は、ぜひお早めにお越しください!
Photo: Kota Takakuwa
Text: Toshiyuki Araoka