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眼鏡の楽しみ方 足し算と引き算について

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ここ最近では、線の細い「メタル素材」の眼鏡も、だいぶ定着化しました。
その流れは、クラシックでスタンダードなデザインからはじまりましたが、最近は「メタル素材」の眼鏡もデザインに「変化」を求められているように感じます。

それは、ちょうど80年代に入り眼鏡のデザインが変わったのに似ています。
眼鏡のデザインにおいて、70年代くらいまでに「クラシック」というジャンルは、ある程度完成されており、80年代に入るとイタリアの眼鏡工場に勢いがつき、眼鏡は世界に向けて作られていきました。
そして技術の進化とともに、今まで出来なかった複雑な構造の眼鏡が生まれたのです。
当時の時代感からしても、少し「華やかなもの」が求められていたのかもしれません。

今回は、まさに時代を変えた80年代を中心とした、イタリアのヴィンテージ眼鏡をご紹介いたします。

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Vintage|ヴィンテージ
PRODUCT NAME: GALILEO PAINT14
COLOR: 6091
PRICE: ¥19,440 (w/tax)

90年代に工場自体がなくなってしまった「ガリレオ」。フロント上部のリムだけにべっ甲色のアセテートが付いているのがカッコ良い。今でも、どこかのブランドの新作と言っても信じる人はいると思います。

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Vintage|ヴィンテージ
PRODUCT NAME:OPO
COLOR: 1080
PRICE: ¥54,000 (w/tax)
ブリンク・ベースのもはや定番なデザインになりつつあるダブルブリッジのメタルフレームですが、セル巻き仕様になっているのはパンチが効いています。

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Vintage|ヴィンテージ
PRODUCT NAME: LOOK 658
COLOR: A12
PRICE: ¥22,680 (w/tax)
ブリッジの二つのアーチが美し過ぎます。リムのゴールドが垣間見えるデザインが上品です。

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Vintage|ヴィンテージ
PRODUCT NAME: Best Company 181
COLOR: 056
PRICE: ¥22,680(w/tax)

フロントデザインはシンプルですが、ブリッジが装飾的なのが特徴です。ブランド名の「Best Company」というネーミングのセンスにもやられます。
「80年代のイタリアのヴィンテージの眼鏡」をどう掛けこなすかについて、ブリンク・ベースMD担当に聞いてみました。
『80年代のビンテージを見た時に、装飾的なつくりに「+(足すこと)」を感じました。

今のトレンド「−(引くこと)」の削ぎ落としたデザインとは違いますが、なんだかそれも良いなと。ファッションにおいてもあるように、改めて「メガネの足し算・引き算」でもトライできます。
「似合う・似合わない」にとらわれず、色々と見てきて知っているからこそ、このフレームをあえて選ぶ。何かと「+(足すこと)」「−(引くこと)」して掛けてみる。そんな自己満足な掛け方も、メガネの楽しみ方の一つではないでしょうか。』(MD・高桑)

シンプルにそぎ落としたデザインに対して、後から付け足したディテールにリスペクトを込めて、良い意味で「ノイズ」と勝手に呼んでいます。
洋服をシンプルにまとめてみたら、眼鏡はアクセサリー感覚で「ノイズ」を入れても良いのではないでしょうか?
80年代のイタリアのヴィンテージの眼鏡は、他にもたくさん。ぜひ、お気軽に店頭にてお試しください。

Photo: Kota Takakuwa
Text: Toshiyuki Araoka

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