20周年を迎えたドイツ眼鏡ブランド REIZ germany|ライツ ジャーマニー の品格
ブリンク・ベースマネージャーの本多です。
今回のブログでは、20周年を迎えたライツ ジャーマニーの新作「R20」についてご紹介します。
ライツが誕生したのは1996年、私が眼鏡業界に足を踏み入れた2003年には既に日本にも入って来ていました。独特なレンズシェイプからくるフューチャリスティックな雰囲気と実際に掛けると分かる高品質な質感に以前より魅力を感じていました。
よくドイツのブランドを「質実剛健」と表す事があると思いますが、ライツは正に派手さは無いがじっくりと眼鏡に向き合い、着実に自分たちのスタイルを築き上げて来たアイウェアブランドです。
3つのシェイプからなる「R20」は一見インパクトの強いフレームに見えます。私も初めて商品サンプルを拝見したときは、衝撃を受けました。
REIZ germany|ライツ ジャーマニー
PRODUCT NAME: R20 T01
COLOR:17
PRICE: 72,360 yen (w/ tax)
フレームは「アムールタイプ※」と呼ばれるデザインで1950年代、60年代にフランスで人気のあったスタイルで、四角いプラスチックリムと直線的なメタルラインとのバランスが知的さと男らしさを併せて見せてくれます。
※若き日のイブ・サンローランが掛けていた事で有名なフレームタイプです。
ライツの作るアムールタイプはモノトーンなカラーリングや直線的なカッティングにより従来のアムールタイプとは一線を画した独創的な雰囲気に仕上がっています。
REIZ germany|ライツ ジャーマニー
PRODUCT NAME: R20 T02
COLOR:17
PRICE: 72,360 yen (w/ tax)
REIZ germany|ライツ ジャーマニー
PRODUCT NAME: R20 T03
COLOR:17
PRICE: 72,360 yen (w/ tax)
私が個人的に感じる「R20」良さを2つあげるなら、その1つに造形美があります。
エッジの効いた大きな四角いリムに、美しいラインを描いたチタンバーが段差無く埋め込まれ、大胆さと繊細さの均整がとれた美しい造形となっています。
2つ目に細部に拘ったディテールがあります。
これはマニアックな推測にはなってしまうのですが、磨き上げられた艶のあるプラスチックにマットな質感のチタンを合わせているのは、柔らかいプラスチックを硬く見せ、硬いチタンを柔らかく見せる事で一体感を出しているのではないかと感じました。
また、プラスチックとチタンを繋げる裏面のネジは、敢えてプラスやマイナスのネジではなく、力の伝達効率が高く見た目がきれいなヘックスローブネジを使うところも彼らの美意識の高さだと思います。
最近のクラシックなデザインとは一線を画すフューチャリスティックな雰囲気は、ただユニークなだけではありません。
20年の実績や眼鏡に対する愛情の詰まった、品格漂う仕上りとなっています。
是非店頭でお試しいただく事をおすすめいたします。
皆さまのご来店をお待ちしております。
Photo: Kota Takakuwa
Text: Akihiro Honda