今回のテーマは「FRESH HERITAGE」
先月より発売開始したブリンク、ブリンク・ベースが別注したOLIVER GOLDSMITHの「CONSUL s」と「VICE CONSUL s」。今回はそのテーマ「FRESH HERITAGE」です。
「新たな価値観を見出したいという想い」から生まれました。
ブリンク、ブリンク・ベースでは今までに何度かアイウェアの「別注」をさせていただいたことがあります。ショップとしてブランドへ特別に商品を作っていただくのは多くの想いがあります。
「FRESH」には「新鮮」という意味の他に「新しい」という意味もあります。
「HERITAGE」は「遺産」や「受け継がれる」、また「財産」という意味があります。
自分たちは、「伝統的に受け継がれてきた銘品から、さらに新たな価値観を見出したい」と考えました。オリバー・ゴールドスミスのこの2つのモデルは数多くの著名人に愛用され、その知的な雰囲気は不変的な格好よさであり、永遠の憧れでもあります。メガネ好きな方でしたら、ご存知の方は多いモデルです。
OLIVER GOLDSMITH | オリバー ゴールドスミス
PRODUCT NAME:VICE CONSUL s light
COLOR:OT
PRICE: 37,800 yen(w/ tax)
OLIVER GOLDSMITH | オリバー ゴールドスミス
PRODUCT NAME:CONSUL s light
COLOR:OT
PRICE: 33,480 yen(w/ tax)
「古着をリメイクする感覚にも似ているかもしれません。」
お客様とお話をしている時やスタッフ間でメガネについて語り合う時に、「年代」、「性別」、「生まれた地域や環境」などによって様々な価値観があると気づかされることがあります。
物や情報の集まる日本では、世代や性別、趣味や指向など考えると人々は様々な「ライフスタイル」をお持ちです。自分は洋服でいうと古着やヴィンテージなど古くて味のあるものが好きです。でも、古着をそのまま来ても袖丈が会わなかったり、シルエットがしっくりこなくて、購入に至らないものなどはよくあることです。
でも、当時の時代背景によって高級な素材を使った質感や、その逆でラフで粗い縫製などの味が今となっては出し得ない佇まいであったりするため、時には自分で袖をカットしてみたり、リメイクをして着ているものもあります。最近気に入っている洋服屋ではデッドストックのヴィンテージ品を現代のサイジングに合わせてリメイクしています。
品質の高い素材を活かして身幅やアームホール、着丈を直し新たな価値観を作り出しています。それが、自分にはとても新鮮で度々足を運んでしまっています。
「伝統的に受け継がれてきた銘品デザインに新しい価値観を」
今回の「Fresh Heritage」をテーマに別注した「CONSUL s」と「VICE CONSUL s」も、実は厚みを薄くする事で軽やかな仕上りにするだけではなく、風合いや質感を考えて、古くから日本で使われるプラスチック素材のセルロイドにて作製しております。
また、厚みが薄くなる事で色合いの表情が変わるように、透明感のあるブラウン「Color:BR」やセルロイド独特のストライプ柄が特徴の「Color:OT」を選びました。
その伝統的に受け継がれてきた銘品デザインに、厚みを薄くする事で軽やかな仕上りと色合いの変化を楽しめるように、新しい価値観を吹き込んでみました。
OLIVER GOLDSMITH | オリバー ゴールドスミス
PRODUCT NAME:CONSUL s light
COLOR:OT
PRICE: 33,480 yen(w/ tax)
賛否両論あるとは思いますが、是非その目で見て、その手で触れて試していただき、銘品メガネを通じてアイウェアの多様な世界を発見していただければ幸いです。ぜひ、お気軽に店頭にお越しいただいてお試しください。
Photo: Kota Takakuwa
Text: Akihiro Honda