デザインはシンプルですが、掛け心地が秀逸。
08.29.2015
前々回のブログで、デンマークのLINDBERG|リンドバーグの魅力についてお伝えしましたが、今回は視点を変え、弊社の加工技術者にその魅力について聞いてみました。
ブリンクには、三度の飯よりも「加工」が好きで、難しい「加工」になればなるほどテンションが上がって武者震いを起こす“加藤やす”という加工技術者がおります。
リンドバーグの眼鏡は、レンズに色でアクセントを付けるように、レンズのフチに塗料で色を付けトリミングすることが出来ます。普通に色を付けると、真上から見るとレンズに色が入っているのが分かりますが、正面や斜めから見た時に見えづらいです。 そこで加藤が、どうしたらレンズのフチの色をきれいに見せることが出来るかと、レンズの断面を工夫してカットし、トリミングされたカラーの線が太く見えるようにしました。
その為、レンズの周りにフレームが無い「フチ無し眼鏡」ですが、「フチがあるような眼鏡」のように見えます。しかも、塗料の色を変えることで、様々なトリミングの色を楽しむことが出来ます。
加藤が言うには、「デザインはシンプルですが、掛け心地が秀逸。」なのです。「ただ軽ければ良いものではないです。テンプル(つる)は素材の持つ弾力性を活かしたり、ヒンジは、バネだけではなく上下の高さ方向の調整まで可能し、素晴らしいフィッティングを実現することが出来るのです。とても、30年以上に前に考えられたものとは思えず、現代の眼鏡の中でもトップレベルです。」と加藤は話しています。
ブルー、ピンク、イエローの薄いカラーレンズで試しに作ってみました。周りのフチを濃いめのカラーでトリミングすることで、コントラストが効いて引き締まって見えます。
クリアレンズの周りも、トリミングするカラーによりイメージが変ります。明るいアイボリーと濃いめのブラウンやブラックでも、違った印象になります。
フチ無し眼鏡なので、テンプル(つる)とブリッジしかフレームのパーツが無く、レンズのデザインは様々な形状に変えることは可能です。
今回の3型は、フチ無しで眼鏡でありながら、クラシックなメタルフレームのように、パント、ラウンド、クアドラの形状に加工してみました。
この他にも、いろいろなデザインのリンドバーグも取り揃えておりますので、ぜひ気軽にお試しにお越し下さい。
オプションで、レンズの形状を変更したり、レンズに面取りのカットを入れたり、レンズのフチを塗料でトリミングなどの加工をすることが出来ます。加工技術者の「加藤やす」が対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
Photos:Toru Kometani
Text: Toshiyuki Araoka