blinc beauty no.6 新ブランド LARKE のデザイナーを訪ねてロンドンへ
08.30.2014
2013年にスタートした英国の新ブランド LARKEは、いまロンドンで一番エッジィでかっこいいといわれるセレクトショップ「LN-CC」でも人気のアイウェア。その魅力を探るべくデザイナー・Laura Nicholsonのアトリエを訪ねました。
blinc beauty(以下bb):アイウェアデザイナーになる前は、ファッション業界にいたと聞きました。なぜアイウェアを扱うようになったのですか?
Laura Nicholson(以下Laura):そうなの。年にロンドンのUniversity of the Artsを卒業した後、私は、ファッション業界でマーケティングやビジュアルコンテンツ制作の仕事をしていたわ。グローバルでラグジュアリーな大ブランドにもいたこともあるし、もっと小さくてインディペンデントなブランドの仕事を経験したこともある。そんな中で、ごく自然に自分の興味がアイウェアのほうに移っていったの。アイウェアは、ハンドバッグや靴とおなじように、誰もが「絶対欲しい、欲しくてたまらない」と思うようなアイテムであるべきだと思ったのがブランドを始めたきっかけよ。
LARKEのアトリエがあるのは、大学などもあるロンドンのなかでも静かなエリア。
Lauraの友人が営むドレスショップの地下にLARKEのオフィスがある。
bb:LARKEのコレクションは、大人っぽくてエレガント。でもそれだけでなく、ミニマルな美しさが宿っていると感じます。デザインするときに、そういったことは意識していますか?
Laura:間違いなく意識してるわ。新しいシェイプをデザインするときはもちろん、膨大なアセテートのシートの中から色や柄を選ぶときにも、常にミニマルな美しさについて考えていると思う。なぜなら、私は個人的にミニマルかつ美しいものがとても好きだから。ミニマルなデザインは、私のコレクションをタイムレスで限界のないとても自由なものにしていると思うわ。
Lauraのデスク。LARKEのミニマルエレガンス&ミニマルビューティはここから生まれる。
bb:ミニマルデザインに、強い思い入れがあるんですね。そういう思い入れのあるLARKEというブランドを通して、どんなことを表現したいと思っている?
Larke:控えめで多くは語らなくても、エクスクルーシブでコンテンポラリーなデザインというものが存在するということ。その方法論とかスタイルのようなものかしら。
bb:ブランド名のLARKEに意味はある?
Laura:LARKEという言葉は、中世に使われていた英単語で“冒険に繰り出す”という意味があるの。現代の綴りでは、LARKEじゃなくてLARKと書くんだけどね。LARKEを身につける人たちには、朝、アイウェアを掛ける度に、昨日とは違った冒険にでかけるような新しい気持ちで朝を迎えてほしい。そう思っているわ。
bb:どんな人に掛けてほしいですか。
Laura:LARKEは、すべての人に向けてデザインしたアイウェアよ。どんな人にだって掛けてほしい。とくにこういう人とか、こういうファイスラインというのもなく、誰もが掛けられるコレクションであってほしい。だからこそ、私たちは、モデルを使わないの。無名性を保ちたいから。LARKEのコレクションは、掛ける人それぞれのセンシティブな部分に語りかけるものなんじゃないかしら。異なる人々がそれぞれのスタイルでLARKEを掛けているのを見るのが、私は大好きだし、そこから常にインスピレーションを得ているのよ。
bb:最後に、あなたにとってアイウェアとは何ですか?
Laura:アイウェアとは、私にとって不可欠なものよ。アイウェアがなかったら、私は何も機能しなくなっちゃうんだもの! 私は小さいころから近視で、いつも眼鏡を自慢げに掛けている子どもだったの。それに個人的には、手仕事から生まれるものやストーリーのあるものが好き。LARKEは、そういう私の感性そのもの。そして、私はそれをこうやって話すことに誇りを感じているわ。
というわけで……。
ブリンク女性スタッフ・長尾、新谷は、この秋、LARKEが持つ大人のエレガンスとミニマリズムに大注目しています。ロンドンから届いたばかりの眼鏡やサングラスを揃えて、ブリンクにてみなさまをお待ちしていますので、ぜひご来店ください。
ブリンクでは、女性がきれいになれる眼鏡を、
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