ILLESTEVA | イレステーバ　NYファッション業界で話題のデザイナー、ダニエル・シルバーマン来店。

伝説のロックミュージシャン、ルー・リード。先月、その突然の訃報に驚いた人は多いのではないでしょうか。
そんなルー・リード本人が、生前にオーダーしコラボが実現したサングラスがあるんです！コラボの相手はイレステーバ。
NYのファッション業界でここ数年話題のイレステーバのデザイナー、ダニエル・シルバーマンが、去る１０月２９日、ブリンクに来店しルー・リードとのエピソードを話してくれました。

こちらが、故ルー・リードとコラボしたサングラス。ティアドロップとウェリントンの２型。
早速、ダニエルに話を聞くと、イレステーバとのコラボの話を持ち出したのは、他でもなく、ルー・リード本人だそう。

もともとイレステーバのコレクションが好きで「ある日ふと連絡をくれたんだ」とダニエルはさらりと言ってましたが、クリエーター同士、感覚が通じあえば話は早い！
６０年代にヴェルヴェット・アンダーグラウンドのリーダーとして活躍し、その後もソロとして活躍し続けたルー・リードとは、親ほども年が離れているダニエルですが、年の差も時代の壁も感じることなく、とても自然にコラボレートできたようです。

「彼には、長年愛用しているサングラスがあってね。いまではそのモデルは手に入らないけど、どうしても好きだって言うんだ。だから、そのサングラスをイレステーバ流にアレンジしてコラボモデルにした。素材や配色までひとつひとつ一緒に決めていった」

「彼は、デザインだけじゃなくて、アイウェアの構造とか仕上げのことまで、よく見て分かっているとてもインテリジェントな人だった。だから多くを語らずともコラボはうまくいったよ」

突然の訃報の直後に来日していたこともあり寂しげな表情を見せながらも、ダニエルは、サンプルとしてできあがったサングラスをかけ打ち合わせするルー・リードの写真を見せてくれました。
ルー・リードモデルは、近日中に入荷予定。
横長のティアドロップは、小振りのサイズでいまの気分にあっていて、かっこいいです。

去る１０月２９日に来日し、ブリンクを訪れたイレステーバのデザイナー、ダニエル・シルバーマン。

ストリートブランドでTシャツのデザインをしていたダニエルは、次第にアイウェアでデザインに興味を持ちイレステーバを立ち上げました。
音楽やファッション業界で育ち、さまざまなクリエーターと触れ合う中で得たインスピレーションをデザインとしてサングラスに表現しています。

「アパレルも好きだったけど、Tシャツは平面で考えるデザイン。対してアイウェアは、立体的で構造的でTシャツよりずっと複雑だ。構造の中にデザインを生み出すことにひかれていった。１６歳から自分も眼鏡をかけていたから、眼鏡の掛け心地のよさやデザインにはもともと意識があったんだと思う」

「DJやアーティスト、俳優、違うフィールドの仲間たちがいて、彼らからいろんな発想やインスピレーションを得ていると思う。新作のテーマは、地中海。スペインやイタリア、フランスのカラフルな色を意識した。NYのスタジオには複数のスタッフがいるけど、デザインも素材も色も僕がすべて決める。いまはメタルフレームが気になっているかな」

ストリートにグラフィティを描くように、直感でデザインしているようなサングラスは、荒削りな部分がかえっていい。作りもデザインも、どちらかといえば無骨な印象で、ブリンクのラインナップの中では、ちょっと目立つ存在です。

迷彩柄やアニマル柄など、大胆なモチーフや色使いも魅力のひとつ。一見派手ですが、形とのバランスが絶妙にとれているので、見た目よりも掛けた方が、多くの人に似合ってしまう！

ぜひ一度店頭で掛けてみてください。