シンプルを格上げするのは職人の技! EYEVAN 7285の新作はここに注目。
5月1日に販売開始となり、期待を裏切らない姿を見せた EYEVAN 7285|アイヴァン 7285 の5th Collection。未だその興奮は冷めやらず、すでに欠品も続出しております。
何故、それほどまでに惹かれるのか。
それはデザインの似た他のフレームと並べた時に感じられる質感の高さによるものだと思います。その質感をもたらすものは、品質に定評のある日本の職人技。今回はその“技”をご紹介します。
剣先のようなデザインを持つ補強パーツ。金属の中でも、柔軟性を持ち、腐食に強いチタンですが、本来はロー付けでの溶接が難しいです。それを高いレベルで実現できるのは日本の職人ならでは。アラが目に付きやすいデザイン性の高いパーツでも、本当にきれいに仕上げています。
EYEVAN 7285|アイヴァン 7285
PRODUCT NAME|137
PRICE|38,880yen (w/tax)
EYEVAN 7285|アイヴァン 7285
PRODUCT NAME|545
PRICE|48,600yen (w/tax)
パッと見ただけでは、シンプルなクラシックデザインに見えますが、他ブランドのセル巻のフレームと並べた時にはじめてフューチャーリスティックな感覚を持たせられます。この“並べて分かるぐらい”が何ともアイヴァン的なところです。プラスチックフレームの上部にメタルを被せるというユニークな技法が用いられています。
サイドに注目すると、シンプルで美しいテンプル。そのデザインソースは何と望遠鏡だそう。
ディテールに注目すると、途端にモダンなデザインのフレームに見えてきます。
可能な限り、薄く仕上げられたプラスチックと、ソリッドなメタルのコンビネーションによるクリーンでモダナイズされたクラシックデザイン。そう言ってしまうとややこしいのですが、クラシックデザインに現代の技を注入することで、本来のボテッとしたクラシックから、スッキリと質感の高いものへアップデートさせるのがアイヴァン7285の全般的な特徴です。薄いプラスチックに負担がかからないように、テンプルには柔らかなβチタンが採用されています。
EYEVAN 7285|アイヴァン 7285
PRODUCT NAME|546
PRICE|43,200yen (w/tax)
プラスチックを囲うメタルに施された彫金がアンティークな魅力を引き立てます。メタルは一周回っていて厚みがあります。加えてプラスチックにも厚みがあるため、他のアイヴァン7285のフレームに比べると正直重いです。しかし丁寧な作りのおかげで手触りが良く、ずしっとした重みが嫌な感じではなく、かえって安心感を与えます。
EYEVAN 7285|アイヴァン 7285
PRODUCT NAME|548
PRICE|45,360yen (w/tax)
セル巻と言うとレンズ周りのメタルをプラスチックで覆うもので、ブリッジまでプラスチックで繋がれているものは現代では見たことがありません。1980年代製造のアイヴァンで使われていた技法だそうです。
きれいなウエリントンシェイプはシャープに感じられることが多いのですが、プラスチックの縁取りが丸みとソフトさを演出。味わいのある表情を作っています。低めのテンプルの付け位置がアンバランスさを装い、ヴィンテージのような雰囲気を薫らせます。
EYEVAN 7285|アイヴァン 7285
PRODUCT NAME|547
PRICE|45,360yen (w/tax)
何度も繰り返しお伝えしていますが、アイヴァン 7285が買えるのは基本的には新作発表のこのタイミングだけです。今回長々とお伝えしてきたディテールは、手に取って、見て、掛けていただいて、はじめてお分かりいただけるところもあるかと思います。ぜひ店頭にてお試し下さい。
Photo:Kota
Text:Toma