ayame|アヤメ デザイナー今泉氏、自らのコレクションについて ④
今、店頭で最も注目を集めているアイウエアのデザインと言えばメタルフレームかもしれません。
メタルフレームをお探しの方の目に必ず留まるのがアヤメのフォーカス。四回目となるアヤメのデザイナー今泉氏へのインタビュー、今回が最終回です。
フォーカスには三つのバリエーション。メタルオンリー、インナーセル付き、さらにカラーレンズ付き、そして何と全てが32,400円(税込)と同じ価格です。
この価格設定は何でですか?たまにお客様に説明するのに困るんですが(笑)
はじめにカラーレンズ付きのものから作ったんです。その後バリエーションが出来たのですが、ベースは同じモデルなので、それぞれのバリエーションを同じ目線で比べていただきたいと思いまして。メガネの楽しみ方の一つを提案したいんです。ただ相当の企業努力はしています(笑)
今泉さんの個人的な今の気分はどれですか。
薄いブルーレンズのものを、同じぐらいの色に色落ちしたデニムと合わせています。リジッドのバリッとした感じもいいんですが、何となく肩肘の張らないリラックスした雰囲気が今の気分です。特にこれからのシーズン、透けたカラーのものを小振りなサングラスとして使っていただいてはどうでしょう。
メタルフレームを探している方がすごく増えてきているのですが、他のブランドのものと比べたフォーカスのこだわりは?
やっぱりバリエーションがあることですね。
メタルフレームってプラスチックフレームに比べて面積が少ないじゃないですか。デザインだけで立体感を出すのが難しくて、インナーセルを採用したのが始まりだったんです。メガネでスタイリングにアクセントを付けたいと考えているので、立体感は一つのポイントなんです。なので、カラーレンズを入れてみたり、今度は逆にインナーセルが無いのも良いような気がしたり…、結果バリエーションが増えました。前のものを止めてもよかったのですが、楽しみにしちゃおうかと思いまして今になります。
この時期になると新作とかも気になってくるのですが…
もちろん春夏に向けての新作は用意しています。ぜひ物を見ていただきたいので詳しくお話できませんが、流行に捉われずいつまでも色褪せない物を追及しています。楽しみにしていて下さい。
日本に今、メガネブームみたいなものがあるのなら、それを牽引している一人は間違いなく今泉氏です。今までのやり方に固執せず、ファッションに造詣があって、あえて掛けたいという風に思わせられるモノづくり、今後も目が離せません。