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kearny|カーニー がカバーする「I’m Old Fashioned」とは 前編

2021年7月2日(金)から好評開催中のkearny 2021AW新作ローンチフェアに伴い、ブリンクベーススタッフの田代がkeanryのデザイナー熊谷富士喜さんにお話を伺って参りました。

 

-テーマ「I’m Old Fashioned」について-

 

田代:2020年にブリンクベースの店舗休業が明けた後に、熊谷さんに取材をさせていただいたので、こうした対談は約1年ぶりですね。何を話したかとか覚えてますか?

 

熊谷:あんまり覚えてないですね笑笑。ただその時も新作の発売の時期だったので、シーズンテーマなどを中心にお話をした記憶はあります。

 

田代:そうですね、今回も前回に引き続き「I’m Old Fashioned」というテーマで新作をリリースされておりますが、改めてシーズンテーマについてお話ししていただけますか?

 

熊谷:僕は日常的に音楽をよく聴いているのですが、いつも同じジャンルというわけではなく周期的なものがありまして、丁度このテーマを考えた時はジャズをよく聞いていたんですね。その中で色々なミュージシャンの音楽を聴いていたら、同じ題名が多いことに気がついて、ジャズはスタンダードチューンみたいなものが沢山あることは知っていたのですが、その中でも「I’m Old Fashioned」という曲が気になり始めて、調べ初めたことがきっかけですね。

 

田代:僕もそれから色々聴いてみたのですが、本当に多くのミュージシャンにカバーされていて、カバーする人によって曲の雰囲気が全然違いますよね。

 

熊谷:歌詞を和訳してみたのですが、本当に良い歌詞で、1950年代でも古き良きものが良い、という表現がされていたことがすごく不思議な感覚にさせてくれましたね。僕らの世代はスマホなどが普及していて、古いものが良いと感じられることが想像できますが、もっと前の時代の人がその時代に大なり小なり何かしらの当時に対して不満を抱え「古き良きもの」や「自分の生まれる前のものは良かった、美しかった」という感情を抱き、表現していたということにすごく興味を持ちました。

 

田代:確かに、現代から見る、昔の人たちが思う古き良きもの、という感覚って果たしてどのような見え方だったんでしょうね。そう言われてみると、不思議な感覚ですね。

 

熊谷:それで、どういうミュージシャンがカバーしているかを調べていた時に、眼鏡がアイコンになっている方が多く感じ、その時に自分はこの曲をカバーするなら、眼鏡で表現しようと思い、「I’m Old Fashioned」をテーマにしようと思いました。

 

 

-kearnyによる“眼鏡で音楽をカバー”とは-

 

田代:「I’m Old Fashioned」をテーマに、今回は「flanagan」「jarret」「drew」の3人のジャズミュージシャンの方をモデルにしていますが「I’m Old Fashioned」をカバーした方が多い中で何故その3人を選んだのですか?

 

熊谷:そこは主観を通して選びましたね、単純にその人の曲が好きとか。

 

熊谷:ただカバーの仕方には根拠がありまして、例えば今回の新作の「drew」はケニー・ドリューさんから取っておりまして、もちろん曲も好きなのですが、人生をみていくと、彼は元々アメリカで音楽活動をやっていたのですが、その後パリやコペンハーゲンに移ってから活躍をされたというようなストーリーがある方なので、そういった彼の人生を自分なりに考えて、「drew」に関しては、ヨーロッパの人が掛けるようなデザインをイメージしましたね。

 

田代:確かにどちらかというとアメリカというよりはヨーロッパなウエリントンですね。

 

 

田代:それは「顔に合わせたという意味」でのカバーと「ケニー・ドリューの人生を踏まえたという意味」でのカバー、両方を掛け合わせて考えているんですか?

 

熊谷:そうですね。その人にどういう形が似合うかな、みたいなところもありますし、もうちょっとその人の見えない裏側の部分も考えてカバーしていますね。それが今回のテーマというか、その人の人生もカバーしたいと考えました。

 

田代:すごいですね、、。いつもkearnyってどんなブランドと聞かれた時に答えているのですが、目に見えない物や事を形にしている感覚が強いですね。イメージとか、ストーリー、ヒストリーまでも眼鏡に落とし込んでいますね。そういうアプローチで眼鏡をデザインしている人は僕は聴いたことないですね。

 

田代:眼鏡ってぱっと見たデザインだけで判断をされることが多いと思うのですが、kearnyの場合は熊谷さんがその一つのフレームデザインに至るまでに、何を想ったり、考えたりしたかということを絵画作品のように一人一人が考察できる「作品」に近い物ですよね。

 

後半は「自分が楽しむ」と「今期のヴィジュアル」について深掘りしていきます。

 

text: junichi tashiro

location: sost.

 

【昨年のkearny対談ブログ記事はこちら】

〈前編〉

http://blinc.co.jp/blincvase/archives/9075

〈後編〉

http://blinc.co.jp/blincvase/archives/9124

 

 

【kearnyフェア開催のお知らせ】

今週7月2日(金)から7月18日(日)まで期間限定でkearny 2021 AW

 新作フェアを開催します

今回のkearnyの新作は昨年から引き続くテーマ「I’m Old Fashioned」を掲げており、デザイナー熊谷富士喜氏の日常から得たアイデアと歩みを感じられます

店頭では新作から定番のモデルまで幅広く取り揃っております。

店内も換気や消毒などを徹底しており、ウイルス対策をして営業しておりますので、この機会にお待ちしております。(店内が混み合った場合、入場制限をさせていただくことがありますので、ご了承くださいませ。)

【kearny fair 2021 I’m Old Fashioned】

期日:2021年7月2日(金)〜7月18日(日)

開催店舗:ブリンク ベース

営業時間:12:00~20:00

定休日:月曜日

2021-07-14 | Posted in BLOG, EVENT, INTERVIEW | タグ:  

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