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kearny | カーニーの1955 collection 「1955」に秘められた思いとは?

kearny | カーニーの1955 collection をご紹介させていただきます。
1955 collectionが発表されたのは2018年ですが、遅ればせながら今その素晴らしさに改めて気が付き、再度1955 collectionのコーナーを店頭に設けてご提案しております。

コレクションの名前にもなっている年「1955年はどういう年だったのか?」と時代が平成から令和に変わった今、その時代背景には興味をそそられます。

1955年と言えば、終戦から約10年が経過した頃です。現在、NHKで放送中の連続テレビ小説「なつぞら」とちょうど同じ年代です。人々が戦後の苦しみを乗り越え、自分の生活を取り戻そうとやっと軌道に載ってきた頃でもありました。

その年には、トヨタが独自開発にこだわり純国産乗用車の「クラウン」が発売になりました。アメリカでは、「エデンの東」や「理由なき反抗」で有名な伝説の俳優、ジェームズ・ディーンが、愛車のポルシェ550スパイダーに乗り、スピード超過が原因で対向車と正面衝突して24歳の若さでこの世を去りました。

また、つい先日ブラックホールの撮影に成功したと新聞などで報じられましたが、その存在を100年前に一般相対性理論で予言していたのがアルベルト・アインシュタインでした。そのアインシュタインが亡くなったのも、1955年でした。

1905年にアインシュタインは、「物質(物体)が運動して光の速度に近づけば、そのエネルギーはだんだん最大に向かっていく」ということを示した 「E = mc2」という式を特殊相対性理論の論文の中で発表しました。後にそれはエネルギーを計算する為の一般的な式となり、本人の意図しないところで原子爆弾の計算にも使われてしまいました。

音楽の世界では、当時黒人文化を代表する音楽、ジャズの中でもアドリブを重視したビパップという革命的な新しいスタイルを作り、モダンジャズの礎を築き上げたチャーリー・パーカーが亡くなったのも、1955年です。

1955年は、3人の天才を失った年でもあります。

ジェームズ・ディーンの名言で以下のことばがあります。
「生と死のはざまを埋めることができたら、つまり死んだ後も生き続けることができるなら。そうすれば、その人は偉大な人間だったと言えるんじゃないかな。」

実際、天才の3人も、死んだ後も人々の中で生き続け、偉大な人間だということは間違いありません。

kearny | カーニー
PRODUCT NAME: Steve
COLOR: 05 CIB BR
PRICE: 42,120yen(w/tax)


ブリッジとテンプル(ツル)の先には、象牙の代わりとして生まれた樹脂系素材で、今では珍しくなりましたが、日本では昔から馴染みのあるセルロイド製のパーツが施させれています。アメリカでは1955年に可燃物質規制法が成立し、アメリカ国内に輸入できなくなりました。(セルロイド製の眼鏡の場合は、意図的に燃やさない限り燃えず、170度から180度で発火し始めます。まず日常生活では燃やすこともないと思われますのでご安心ください。)


メタルの部分には、軽量で丈夫なチタンを素材に使用。日本製のチタンフレームは海外からの評価が高く、日本の眼鏡を特徴づける代表的な素材になっています。


1955 collection では、レンズの周囲をチタンで二重に取り巻く形状の「ダブルリム」という構造を採用。色遣いの異なるチタンのリムで、さりげない色の切り返しが楽しめるバイカラーに仕上がっております。


ヒンジ(蝶番)の部分は、見た目もスッキリとして美しく、硬質なチタンを削り出しで作られたスパルタテンプルの仕様にしています。ヒンジ自体にロー付けの箇所がなく、チタンのパーツを削り出してヒンジ状にしているので、ロー付けが剥がれる心配がなくとても頑丈です。

1955年には、また一方でビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズという2人の天才が誕生しました。現代では当たり前のようにあるコンピュータですが、もし2人の誕生がなかったら、世界は違った道を歩んでいたかもしれません。

マイクロソフト社の成功で巨万の富を得たビル・ゲイツは、妻のメリンダと一緒にビル&メリンダ・ゲイツ財団という世界最大の慈善基金団体を設立しています。
Forbesによると、ビルとメリンダは1994年以来、2017年の時点で総額350億ドル以上(約4兆円以上)も総額で寄付をしていたそうです。

ビルは、「最も大きな不公平はどこにあるのか?」と問い、「人が、苦しむ人のことを気にかけるのは、実際に苦しみが目に見える時だけ…」、そして「致命的な病気や貧困といった現在進行中の悲劇には目を向けない。」と言っています。ビルは、世界中の多くの人々が苦しみ、不公平で未解決のまま残されている問題に注力し継続的な支援を行っています。

また、iPhoneを生み出したスティーブ・ジョブズが亡くなって今年で9年が経ちます。
2005年にアメリカのスタンダード大学の卒業式で行ったスピーチは、今も尚、伝説のスピーチとして語り継がれています。スピーチの中で3つの話がありました。3つめの話の冒頭で以下にように話しています。

『私は17歳のときに「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」という言葉にどこかで出合ったのです。それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。』
スピーチの最後は、”Stay Hungry. Stay Foolish.(ハングリーであれ。愚か者であれ。)”と有名なジョブズの名言で締めくくられたのは言うまでもありません。

「1955」という数字から色んな事柄が、僕の勝手な想像の中で思い巡らされました。
1955 collection のデザインは5型のバリエーションがあり、カラーはそれぞれ5色展開です。
シンプルなデザインの中にも、クオリティや素材のディテールにこだわった完成度の高い眼鏡です。実際にかけるとわりと顔に馴染み易いデザインが多いのですが、上品に個性を主張してとてもバランスの良いコレクションになっています。
「1955」という特別な数字に思いを馳せて、1955 collection を実際にお手にとって
その真価をお確かめいただけましたら幸いです。

kearny | カーニーの最大の魅力は、デザインはもちろんのこと、デザイナーの熊谷富士喜(くまがい・ふじき)さんの情熱と人柄に尽きます。
以前に熊谷さんにお話をおうかがいしましたので、そちらも合わせてご覧ください。
(ブリンク店主  荒岡俊行)

思わず掛けたくなる親密感、kearnyの眼鏡づくりとは? 前編
http://blinc.co.jp/blincvase/archives/7451

思わず掛けたくなる親密感、kearnyの眼鏡づくりとは? 後編
http://blinc.co.jp/blincvase/archives/7460

 

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