MEGANEROCK | メガネロックが、アセテートにロックオン。

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昨年秋、「ミスタークラフツマン」と題して、ブリンク外苑前&ブリンク ベースでそのコレクションをフィーチャーしたMEGANEROCK | メガネロック。そのデザイナーである雨田大輔さんは、眼鏡職人でもあり、デザインから眼鏡の加工までをほぼ全て一人で行い、この世にひとつの眼鏡を作ってしまう。これまで、セルロイドを用いて唯一無二のオリジナリティを発揮してきた彼が、この度、新作に選んだのは、なんとアセテート。なぜいま? ブリンクマネージャー・矢澤が雨田さんの考えに迫ります。

矢澤直人:今回の新作は、セルロイドではなくアセテート。素材のお話を聞きたいのですが、その前に、かたちもとても気になります。インスピレーションはどこから?

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雨田大輔:1984年に行われたロサンゼルスオリンピックの写真集が新作のデザインのきっかけなんです。ランナーの中に、大きめのメタルフレームを掛けている人がいたんですよね。いまではスポーツサングラスというと、細長いものが主流ですけど、当時は、大きめのクラシックなタイプのアイウェアをスポーツシーンで掛けていた。それがとても新鮮で。

矢澤:シュッとしたデザインのスポーツアイウェアではなかったんですね。

雨田:なにより、サイズ感がかっこいいんですよね。僕は、80年代のヒップホップ・ファッションのスナップを集めた『Back in the Days』という写真集もすごく好きなんですけど、ああいうかんじもよみがえってきて。だから新作の001モデルは、80年代がインスピレーションですね。

矢澤:大きめのサイズ感で掛けてもらうかんじですね?

雨田:小顔の人が大きめを掛けていた80年代のバランス感というか、でも派手になりずぎすに掛けられるものをと思いました。

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矢澤:002も面白いかたちです。かなり縦長な逆三角形のフレームですね。

雨田:002のインスピレーションは、ギターのピックなんです。

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矢澤:ああ、なるほど。でもそういうアイテムからデザインソースをひっぱってくるデザイナーさんて、眼鏡業界にはあまりいないような気がしますね。アパレルなど別の業界からこの世界に入ってきた雨田さんならではの発想かもしれません。

雨田:ちょっと縦が長めですけど、男女問わず、掛けてもらえるかなと思います。ブリンクさんのフェアでお客様に掛けてもらって感想を聞くのも楽しみですね。

矢澤:今回、これまでこだわっていたセルロイドから、アセテートに素材を移行したんですね。

雨田:4年間、MEGANEROCK | メガネロックをやってきて、新しいことをしてみたいというのが一番の理由ですね。

矢澤:実際にアセテートを扱ってみてどうでしたか?

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雨田:扱いやすさは、セルロイドとほとんど変わりませんが、なによりも発色が綺麗ですね。セルロイドの良いところは、深みのあるツヤ。それにこだわっていましたけど、アセテートを磨いてみるとこれはまた別の魅力があって、とてもいいなと。あとは、素材の質が高く品質にブレがないことも、作る上では重要です。改めてアセテートの良さを実感していますね。

矢澤:アセテートは、やはり、扱いやすいんですね。

雨田:そうですね。それから、嬉しかったのは、アセテートでやってみようと行動に移したことで、これまで出会っていなかった眼鏡業界の方とのつながりがたくさん増えていったことです。加工業者さんや職人さんに、知らなかった技術を見せてもらえたり、思った以上に新たな付き合いが増えて世界が広がりました。

矢澤:デザインから加工、製作は、これまで通りお一人で?

雨田:はい。基本的にこれまでと変わらず、カーブ付けや内径と外径の切削、アセテートの場合はテンプルの内側に芯を入れる芯張りなど以外は、基本的に一人でやっています。

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矢澤:芯張りの先の部分が、MEGANEROCK | メガネロックのロゴにもある矢印になっているんですよね。それから、フレームとテンプルが交わるところの芯金を、合口まで貫通させない細部のこだわりにも気づきましたよ。さすがです。

雨田:経年しても最初のかたちを留めてほしいと思って、そのあたりは気を配りました。

矢澤:お一人でやっているからこそ、細かいところまでこだわれるというのもありますね。

雨田:メガネの産地である福井県の鯖江でやっていますけど、職人さんは減っていく一方なんですよね。それを感じるからこそ、職人さんとのつながりも増やしていって、技術を継承させてもらえたらと思っています。分業で大きな工場で作るというのは、だんだん難しくなるかもしれないですけど、僕のように一貫して一人で作るという場所を増やしていけたらいいのかなと思いますね。アセテートの新作をきっかけに、いろいろな方と交流することになって、その思いはより強くなりました。

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矢澤:ブリンクのフェアでは、アセテートモデルの新作2型、全色が並びます。たくさんの方に掛けてみていただきたいですね。

Text&eEdit:Saiko Ena

 

blinc|ブリンク外苑前
〒107-0062 東京都港区南青山2-27-20 植村ビル 1F
南青山3丁目交差点から30メートル,東京メトロ銀座線 外苑前駅 1a 出口より徒歩2分

営業時間 : 12時 〜20時(土日祝日は11時 〜20時)
定休日 : 月曜日 (月曜日が祝日の場合は、営業。翌火曜日が休み)
Tel : 03-5775-7525

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