30年以上の時を経て今再び語る、リンドバーグの魅力について

LINDBERG

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すでに80年代に「究極の眼鏡」として完成されたリンドバーグ

リンドバーグというデンマークの眼鏡のブランドをご存知でしょうか?
1980年代に誕生し、当時も日本でも大ブレイクし、いまだに世界中でロングセラーとなり販売されている眼鏡です。誕生して30年以上も経過し、すでにヴィンテージの眼鏡と言ってもおかしくないような構造は、今見ても新鮮に見えるので不思議です。

リンドバーグの眼鏡は、この上ない「軽さと掛け心地」を実現し、80年代に「究極の眼鏡」として完成させたと言っても良いくらいだと思います。

ブリンクでは今ここで、80年代にすでに答えの出たリンドバーグの眼鏡を再び提案してみたら面白いのではないかとかと思いました。知っているようであまり知られてないリンドバーグの眼鏡について、いざ掘り起こして見ると、意外と面白いのです。

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 「製品の背後にあるニーズとは、何だろうか?」、「眼鏡に求められていることは何か?」

デザイナーのヘンリック・リンドバーグは、もともとは建築家でした。ヘンリック氏の父が、新しく眼鏡のブランドを立ち上げようと相談を受けたところからリンドバーグは始まりました。
まず、ヘンリック氏の考えたことは、「製品の背後にあるニーズとは、何だろうか?」、「眼鏡に求められていることは何か?」ということです。
デンマークのデザインの特徴は、「機能」を「デザイン要素」に入れることです。

例えば、リンドバーグの眼鏡のヒンジを見ると分かりますが、ヒンジ自体がデザインされており、その機能性を隠さずにわざとデザインとして見せているのです。
80年代に、リンドバーグの眼鏡を一番最初にご購入されたお客様の感想は、「軽くて、掛け心地が良い。」ということだったらしいです。
そのお客様の言葉こそが、製品の背後にあるニーズなんだと思いました。

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眼鏡工場が培ってきた技術とは全く異なった着眼点 から生まれました。

また一般的に北欧のデザインの特徴として言われるのは、今までの技術にはとらわれない視点でものづくりです。「何が人に対して価値となっているのか?」と人間を中心とした考え方から物が生まれて来るらしいのです。
まさにリンドバーグも、今までの技術にはとらわれずに、最初から眼鏡というものを考え直そうと視点は同じだと言えます。
ヨーロッパの長年の眼鏡工場が培ってきた技術とは全く着眼点が異なっています。
発売当初は、眼鏡小売店の加工技術者も、従来の眼鏡とは、全く違う構造にとまどう人たちも多かったと言われています。
その為に、リンドバーグは、外部の代理店を通さずに、リンドバーグのスタッフと加工技術者が直接話をする環境を作りました。
このことにより、メーカーと小売店の加工技術者の距離がギュッと縮まることが出来たのです。

 

レンズのフチに色を付け、今の気分でレンズをカットしカスタムメイドしました!

リンドバーグの眼鏡は、レンズのフチに色を付けたり、テンプル(ツル)の形状やカラーなどをカスタムメイドのように作ることが出来ます。
これにより、お客様と加工技術者の距離も縮まります。
お客さま、加工技術者、メーカーの距離を出来るだけ短くすることを、 リンドバーグは理想としています。
80年代から90年代にかけて、日本でもレンズのフチに色をつけたりし、リンドバーグをカスタマイズすることが流行しました。
最近の眼鏡では、こうやってオリジナリティを出すようにカスタマイズ出来るブランドはほとんどないのです。

今回、ブリンクでは試しにレンズのフチに色を付けてトリミングしたり、レンズのデザインをクラシックなラウンドやパント、クアドラ型に今の気分でカットしてみました。
この他にも、様々なデザインのリンドバーグをたくさん揃えてあります。
30年以上の時間が経過して、今あらためてリンドバーグの魅力を実際にお手に取ってぜひお確かめください。

 

Photos:Toru Kometani
Text: Toshiyuki Araoka

 

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